読書(あ~さ)

2025年12月28日 (日)

内館牧子さんの訃報に接して、、

 

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内館牧子さんの訃報に接して、心より哀悼の意を表します。
その独特の筆致と見解で、私に別世界を見せて存分に楽しませて下さいました、、、

今年は、芥川賞・直木賞で、両賞ともに「該当作なし」となりました。
電車に乗っても、紙の本を手にしているお方を滅多に見かけなくなり、
私自身、このごろの新しい本に夢中になれなくなり、
これは加齢のせいなのか、とあきらめて、
いつか、入院したときや寝付いたときに備えて、買い込んでいた本を再び手にしております。
内館さんの御本も、また、再読させて頂きます♪
本のページをめくれば、また、いつでも、内館さんにお目にかかれますもの、、、


“十二単衣を着た悪魔” ☆ 

”終わった人” ☆ 

”老害の人” ☆

 

 

 

 



2025年9月27日 (土)

有吉佐和子著 “青い壺” ☆


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内容
半世紀前に書かれた小説が、累計80万部突破!、
昭和も令和も変わらぬ人間模様、リアルな生活描写を青い壺が絶妙に映し出す、
絶対品質保証のエンタメ作。

シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、
相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親…

人間の奥深く巣食うドロドロした心理を小気味よく、
鮮やかに描き出す絶品の13話の中にはあなたの知っている人が必ずいます。


オムニバス形式で、青い壺が13人の持ち主の間を、長い時を経て旅をする、
この古くて新しい短編集が、静かなブームを巻き起こしたわけを、
ぜひ、あなたも手に取って確かめてみてください、、、

そして、平松洋子さんの秀逸な解説は、必読です!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

著者の”恍惚の人”を読んだときは、まだ若い10代で、
その衝撃たるや、強烈なものがありました、、、

それから、、、
ケリーちゃんにガイドしてもらって読んだ、
“木瓜の花”や、”悪女について”

こうして自分の読書歴を振り返り思い出に浸ることができるのも、
コツコツと続けてきた地味なボログのおかげです、

けれども、時代の流れでブログサイトは次々と閉鎖されているとか、、、
いつまで、ココログは、と、、、


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


本は三か所の図書館で借りて読むことにしておりますが、
この本は、二か所の図書館には在庫がなくて、
市立図書館の予約が千数百人だったので、諦めて購入しました、


 

 

2025年9月19日 (金)

金原 ひとみ著 ”ナチュラルボーンチキン” ☆


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毎日同じ時間に出勤退勤し、同じようなご飯とサブスク動画を詰め込む「ルーティン人生」を送る、
45歳一人暮らしの「兼松書房」労務課勤務・浜野文乃(はまのあやの)。ある日、上司の指示で、
「捻挫で三週間の在宅勤務」を続ける編集者・平木直理(ひらきなおり)の自宅へ行くと、
そこにはホストクラブの高額レシートの束や、シャンパングラスと生ハム、
そして仕事用のiPadが転がっていてーー。


“仕事と動画とご飯というルーティン”
ルーティンを愛し、ひたすらルーティンを守り続ける、「45にして見事に何もない」浜野に、
ある日、突然、メンター(助言者)のごとくの平木直理が、、、え?、ひらきなおり???

この平木との出会いが、
暗い過去を持つ浜野を少しずつ、少しずつ、変えてゆく、、、
そして、、、

迷える中年に一筋の光明が灯り、
あ、中年に、、、

★★★★☆

・・・・・・・・・・・・・・・

著者の本は三冊目ですが、
”マザーズ”、これも、チョーおすすめです、

 

 

 

2025年8月 1日 (金)

F著 ”20代で得た知見”


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内容
人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる

 一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。
ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、
バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、
あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。
そういったものによって人生は決定されたように思うのです。
私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました。

 

朝日新聞の書評で、
「生き延びるための強い言葉
 本書を一読して、匂い立つような若さを感じてクラッとした」という、
この一文にひかれて、図書館に予約を入れました。

60台のおばさんだって、いえ、だからこそ、クラッとしてみたいんです、、、
最初のうちは、引き込まれました、が、
次第に、なんか、このお方は、わたしとは別世界のお方だなと、
気持ちが離れてしまい、飛ばしながらですが、読みました。




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そして、今になって、これを読んで、ひとつも当てはまらないじゃん、と、、、

そんな私にも、つよく心に残った一文がいくつもありましたので、
それらを本文より転記します、、、

 

 

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2025年5月 9日 (金)

柴田 哲孝著 ”暗殺” ☆


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内容
元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった。
日本を震撼させた2発の銃弾。
本当に“彼”が、元総理を撃ったのか?
実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス

奈良県で日本の元内閣総理大臣が撃たれ死亡した。その場で取り押さえられたのは41歳男性の容疑者。
男は手製の銃で背後から被害者を強襲。犯行の動機として、元総理とある宗教団体とのつながりを
主張した――。日本史上最長政権を築いた元総理が殺された、前代未聞の凶行。しかし、
この事件では多くの疑問点が見逃されていた。
致命傷となった銃弾が、現場から見つかっていない。
被害者の体からは、容疑者が放ったのとは逆方向から撃たれた銃創が見つかった。
そして、警察の現場検証は事件発生から5日後まで行われなかった。
警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?


元総理Tの選んだ、令和という日本人にとっては不吉な名称への改元が、
右翼のフィクサーの逆鱗に触れ、政治家、警察、巨大な宗教団体が複雑に絡み、
そして、元総理は銃撃された、、、

事実を織り込んだフィクションですが、
巧みに展開してゆくサスペンスに引き込まれます。

★★★★☆






2025年4月23日 (水)

ウォルタ−・アイザックソン著 ”イーロン・マスク 上・下” ☆


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内容
★発売当日にAmazon 総合1位!、

世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』伝記作家だからこそ描けた傑作。
2年の長きにわたり、アイザックソンは影のようにマスクと行動を共にした。
打ち合わせに同席し、工場を一緒に歩き回った。また、彼自身から何時間も話を聞いたし、
その家族、友だち、仕事仲間、さらには敵対する人々からもずいぶんと話を聞いた。そして、
驚くような勝利と混乱に満ちた、いままで語られたことのないストーリーを描き出すことに成功した。
本書は、深遠なる疑問に正面から取り組むものだとも言える。
すなわち、マスクと同じように悪魔に突き動かされなければ、
イノベーションや進歩を実現することはできないのか、という問いである。

イーロン・マスクは、南アフリカにいた子ども時代、よくいじめられていた。よってたかって
コンクリートの階段に押さえつけられ頭を蹴られ、顔が腫れ上がってしまったこともある。
このときは1週間も入院した。

だがそれほどの傷も、父エロール・マスクから受けた心の傷に比べればたいしたことはない。
エンジニアの父親は身勝手な空想に溺れる性悪で、まっとうとは言いがたい。
いまなおイーロンにとって頭痛の種だ。このときも、病院から戻ったイーロンを1時間も立たせ、
大ばかだ、ろくでなしだとさんざんどやしつけたという。

この父親の影響から、マスクは逃れられずにいる。そして、たくましいのに傷つきやすく、
子どものような言動をくり返す男に成長し、ふつうでは考えられないほどのリスクを平気で取ったり、
波乱を求めてしまったりするようになった。さらには、地球を救い、宇宙を旅する種に我々人類を
進化させようと壮大なミッションまでをも抱き、冷淡だと言われたり、ときには破滅的であったりする
常軌を逸した集中力でそのミッションに邁進するようになった。

スペースXが31回もロケットを軌道まで打ち上げ、テスラが100万台も売れ、自身も世界一の金持ちに
なった年が終わり2022年が始まったとき、マスクは、騒動をつい引き起こしてしまう自身の性格を
なんとかしたいと語った。「危機対応モードをなんとかしないといけません。14年もずっと
危機対応モードですからね。いや、生まれてこのかたほぼずっとと言ってもいいかもしれません」

これは悩みの吐露であって、新年の誓いではない。
こう言うはしから、世界一の遊び場、ツイッターの株をひそかに買い集めていたのだから。
暗いところに入ると、昔、遊び場でいじめられたことを思いだす
――そんなマスクに、遊び場を我が物とするチャンスが巡ってきたわけだ。


本書の著書の、”スティーブ・ジョブス”も、、、




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2025年4月13日 (日)

アガサ クリスティー著 ”そして誰もいなくなった” ☆


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要旨(「BOOK」データベースより)
オーエンと名乗るなぞの人物に招待された年齢も職業もばらばらの十人の男女が
孤島の邸宅に集まったとき、おそるべき殺人ゲームの幕が開いた。
部屋に飾られていたぶきみな童謡の歌詞どおりに、
一人また一人、客たちがつぎつぎと姿の見えない殺人者の犠牲になってゆくのだ。
だが、島には十人のほかにはだれもいない。
犯人はこのなかにいるのか? 正体不明の犯人の狙いはなにか?
そして、最後に生き残るのはだれなのか。



子どもの頃、本好きだった父が買ってくれた、著者の「ABC殺人事件」、
その時はよくわからなかったのですが、
市民図書の児童コーナーにあったこの本を試しに読んでみることにしました。
タイトルで結末は分かっているのにもかかわらず、、、

人生二冊目の、アガサ・クリスティーにして、
“ミステリーの女王”の並外れた才に圧倒されました、、、

★★★★☆


 

 

2025年3月19日 (水)

一穂ミチ著 ”ツミデミック”


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内容
大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。
ある日、バイト中にはなしかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。
過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗はーー「違う羽の鳥」
  調理師の職を失った恭一は家に籠もりがちで、働く妻の態度も心なしか冷たい。
ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。
近隣の一軒家に住む老人からもらったという。隼からそれを奪い、たばこを買うのに
使ってしまった恭一は、翌日得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れるがーー「特別縁故者」 
先の見えない禍にのまれた人生は、思いもよらない場所に辿り着く。
稀代のストーリーテラーによる心揺さぶる全6話。


第171回直木賞受賞作、
目を引くカバー絵に魅かれて手にした一冊は、
忘れかけていた猛威を振るったコロナのパンデミック下で、
ストレスと先行き不安な日々を送る様々な人々を描いた短編集。

オカルト的なストーリーは、謎を秘めたまま幕を閉じてしまった、「違う羽の鳥」
ゾクゾクさせられたり、ほっこりとさせられたり、、、

ただ私は、著者の同じく短編、スモールワールズの方が断然好きです、
魔王のお姉さんに会えるかと思ったのに、、、






2025年3月 6日 (木)

曽野綾子著 " 老いの才覚” ★


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曽野綾子さんの訃報に接して、、、

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内容(「BOOK」データベースより)

年の取り方を知らない老人が急増してきた。
超高齢化の時代を迎える今、わがままな年寄こそ大問題。
自立した老人になり人生を面白く生きるための7つの才覚の持ち方。 』


わたしの、尊敬するロールモデル、
曽野綾子さんの、人生のガイドブック。

★★★★★

以下に、本文より、、、





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2025年2月 8日 (土)

青崎 有吾著 ”地雷グリコ” ☆


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内容
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。

平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。
罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、
百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。
次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。


ジャンケンをはじめとして、
勝負ごとにメッチャ弱いおばさんが手にしたこの本は、、、
高度なロジックを駆使した心理戦による騙し合い、
高校生たちのスリリングな駆け引きの頭脳バトルを、存分に楽しめました。

ただ、最終話は、ポーカーが分からないうえに、
作りこみ過ぎていて、おばさんにはハードル高すぎでした、が、
ミステリー好き、ゲーム好きのお方には、たまらない一冊かと、、、

★★★★☆






より以前の記事一覧

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
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