読書(た~わ)

2025年11月 8日 (土)

津村 記久子著 ”水車小屋のネネ” ☆


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内容
2024年「本屋大賞」第2位! 
“誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ”  

「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、
姉妹で生きることに決めた理佐と律。

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、
しゃべる鳥〈ネネ〉のいる水車小屋で番人として働き始める。
ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生―― 

「毎日新聞」夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化! 


次第に引き込まれ、夢中になった、その一番の要因は、
しゃべる鳥ヨウムのネネの存在。
こんなに賢くて、情のある
鳥がいるとは、、、

もう、ヨウム、ゼッタイ欲しい~!!!、と、思ったけど、、、
思ったけど、、、

 

 

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2025年10月14日 (火)

山本夏彦名言集 ”何用あって月世界へ” ☆

 
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®
辛口コラムニストで知られる山本夏彦の文章から集めた
900あまりのひとこと集から、、、

何用あって月世界へ?・・・・・月はながめるものである 」

心に残った一文を本文より転記します、



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2025年9月10日 (水)

原田ひ香著 ”定食屋「雑」 ” ☆


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真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、
健康的な手料理で夫を支えていたある日、突然夫から離婚を切り出される。

理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。
大雑把で濃い味付けの料理を出すその店には、
愛想のない接客で一人店を切り盛りする老女〝ぞうさん〟がいた。、、、

沙也加はひょんなことから、この定食屋「雑」でアルバイトをすることになり——。
個性も年齢も立場も違う女たちが、それぞれの明日を切り開く勇気に胸を打たれる。
ベストセラー作家が贈る心温まる定食屋物語。


著者の人気の”古本食堂”に続いて手に取りましたが、わたしには、
断然この本の方が面白かったです、

加齢のせいなのか、
夢中になれる本にあまりお目にかかれなくなり、
本は図書館で借りる私が、病を得たときのためにと買い込んであった本を読んでいます。

そんな、世間からずれ始めたわたしを、
久しぶりに夢中にさせてくれた本です、、、


この頃、電車に乗っても、、、

 

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2025年8月29日 (金)

福岡 伸一著 "ナチュラリスト"を読んで、科博に行ってきた ①


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美しく精妙なこの星を愛するため、いま私たちにできることは何か?

なぜいま「ドリトル先生」なのか? あなたの知的好奇心を刺激する白熱の全8講
生命の本質を見つめ、美しさと精妙さに溢れるこの世界をまるごと愛したい……。
大富豪ウォルター・ロスチャイルドにドリトル先生、
生涯をかけて恐竜や昆虫を追う世界中の科学者たち。
先人たちに導かれるように、昆虫少年は分子生物学者を経て、「ナチュラリスト」へと回帰した。
その転換点には何があったのか?
持続可能な社会のために、いま私たちにできることをやさしく問いかける生物学講義録。


子どもの頃、大大大好きだったドリトル先生が、いきなり出てきて、
もう、それだけで、おばさんの心は持っていかれました、

基本虫が苦手ですが、
虫に夢中になっている人の話を聞いたり読んだりするのは大好きです。
なにかに夢中になっている人って、とっても素敵です、、、

ただ、生物学に興味がない私にはハードルが高くて、
専門的なところは飛ばしながら読み終えました。

そんなわたしが、この本を読んで、炎天下訪れたのは、、、


 

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科博(国立科学博物館)
建物中央、ビザンチン様式に端を発する、ペンデンティブ・ドーム

先ず、この威風堂々たる、
重要文化財の建物に圧倒されました、、、

このネオ・ルネッサンス調の建物は、、、


 

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2025年8月13日 (水)

123便 合掌 : 山崎豊子著 ”沈まぬ太陽”全五冊 ★

 

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®
内容
日本を代表する航空会社の凄まじいまでの腐敗。
85年の御巣鷹山事故の衝撃を出発点に、その内実を描いたノンフィクション・ノベル。
5巻の大作ながらベストセラーになった。
労組活動を「アカ」呼ばわりされ、海外の僻地勤務を命じられた主人公・恩地に、
リストラ社会を生きる人々の共感が寄せられたのが一因だろう。
だが、もっと重要なのは、だれもが知るあの会社をモデルに
実在人物をも特定できる形で汚点を紡いだ「蛮勇」ではないか。
たとえ事実と創作の混線ぶりが気になるにしても。
「白い巨塔」の財前や「不毛地帯」の壹岐でなく、
企業内で黙々と働く恩地が英雄という閉塞時代に、私たちはいる。



広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。
恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。
エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、
内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。
人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命―。
人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける。 



「大地の子」と並んで、著者のその類まれな才能に、圧倒されました。
事実を小説として再構築した作品とされていますが、
この航空機会社の恐るべき実態に、戦慄を覚えました。
読後、しばらく、本を手に、茫然自失、、、

そして、今、、、
最終赤字990億円、深刻な業績不振に陥る、日航。
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便で、失われた520人もの命は、、、はたして、、、いったい、、、

★★★★★

           ® 200910月にアップしたリユース記事です。



  2013
101日 追記
     信念を守る、不屈の強い意気。
     気骨ある作家、山崎豊子さんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。


 2017年8月13日 追記
  123便、日航機墜落、凄惨な事故から、三十二年、、、
  ご遺族の方々の其々に刻まれた艱難辛苦の三十二年、、、
  今年は仏教で「弔い上げ」とされる三十三回忌、、、
  合掌、、、


2025年8月13日 追記
 40年目の今年は、TVで坂本九さんの歌声がたくさん流れました。
 歌詞の分からない外国の方々の心も捉えた、その圧倒的な歌唱力、独特な歌声、
 明るくて、あどけない、一瞬で人々を魅了する笑顔、、、

  そして、、、悲惨な事故現場の映像に、あの日が、、、
  
合掌、、、






 

2025年7月22日 (火)

柚木麻子著 ”BUTTER”

 

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®2018年にアップしたリユース記事です。
 本書は、
海外で非常に高い評価を受けており、特にイギリスで大きな成功を収めているそうです。

内容(「BOOK」データベースより)
結婚詐欺の末、男性3人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。
世間を騒がせたのは、
彼女の決して若くも美しくもない容姿と、
女性としての自信に満ち溢れた言動だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、
親友の伶子からのアドバイスでカジマナとの面会を取り付ける。だが、取材を重ねるうち、
欲望と快楽に忠実な彼女の言動に、翻弄されるようになっていく―。
読み進むほどに濃厚な、圧倒的長編小説。



婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけた連続殺人事件で死刑を求刑された、
木嶋佳苗の事件を元に書かれたという本書を興味深く手に取りました。

けれども、、、





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2025年6月25日 (水)

吉田修一著 ”国宝” ★


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®2019年1月にアップしたリユース記事です。
大評判の映画を、私もぜひ観に行こうと思っておりますが、
この原作も、超お勧めの素晴らしい一冊です、


『内容紹介
 作家生活20周年をかざる新たな最高傑作
 1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――
 侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。
 男の名は、立花喜久雄。 任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
 喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
 舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。
 日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
 血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
 舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
 その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。』



著者の、“横道世之介” ”怒り”と面白かったので、迷いなく手にしました。
歌舞伎はよく分からないのです。亡き母に連れられて何度か観に行きましたが、
あの難解な台詞、あの狭い席、あの狭い食堂、あのテンポ、、、
興味も知識もないわたしには、正直、退屈なばかりでした。

・・・ただ一点、心を奪われたのは、
   玉三郎のこの世の者とも思えないうつくしさ、なのでした、、、


そんなわたしの心をわしづかみにして、
一気に歌舞伎の世界の深淵に引きこんでゆく著者の手腕に、ただただ、脱帽です、、、


読み終えるのが惜しいと思える本との出会いは、
年に数冊ですが、その稀有な一冊です、、、

★★★★★



”悪人”、図書館に予約入れました、、、
しばらく、吉田修一にハマります♪

それから、、、






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2025年6月13日 (金)

ブレイディみかこ著 ”転がる珠玉のように" ★


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内容
「母ちゃんは、物事がうまくいってないときに俄然生き生きしてくるね」

福岡の80代父(職人肌)とイギリス人息子(思春期)の謎の意気投合、
トラック運転手の夫と福岡の母が同時に重病に――
予想外の事件が舞い込む珠玉な日常を、ガッツと笑いで楽しむ英国在住作家のド根性エッセイ。



著者の、”ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー”
これがあまりにもよかったので、
勇んで手にした、“他者の靴”と“トカレフ”が、あまりよくわからなくて、
なんだか、ションボリしていた私に、、、

この本は久しぶりに、メチャクチャ刺さりましたぞ!、

コロナ禍をテーマにした本は、何冊か読みましたが、
私の中では、とっびきり極上の一冊になりました、

近所にペットショップが増えているのは、そういうことだったのかとか、
“某コンビニの冷凍大学芋”って、そんなにおいしいの!?、買わなくちゃ!、とか、、、

幾つものエッセイのうち、
“偶然は怖くない”
「兄弟仲が良くなかったのは知ってるけど、助けてあげて。お願いだから」
これには、もう、思いっきり心を打たれました、、、

そして
“あいつらは知ったかぶる”では、もう爆笑に次ぐ、爆笑、、、
公園のベンチで、声をころして、涙を流しながらわらっちゃいました、、、

ほかにも、
以下に心に残った一文を本文より転記します、





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2025年4月 4日 (金)

万城目 学著 ”八月の御所グラウンド”


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内容
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所Gで、たまひで杯に参加する羽目になった大学生。
京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇


著者の直木賞受賞作と聞いて、大いに期待したものの、
なんだかなぁと思いながら読んでいると、、、

「みんな生きたかっただろうな」
戦地に散った若者たちの思いに、ふっと気持ちが崩れ落ちました、、、


こんな万城目ワールドもあるんだな、、、
でも、わたしが大好きなのは、、、

“とっぴんぱらりの風太郎”

“偉大なる、しゅららぼん”

 





2025年2月19日 (水)

マリー・ローランサン著 ”夜の手帖”より



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”鎮静剤"
もの憂いよりは、悲しくて
悲しいよりは、不仕合わせ
不仕合わせよりは、苦しくて、
苦しいよりは、棄てられて、
棄てられたよりは、天涯孤独、
孤独の身よりは、死んだ者、
死んでるよりは、忘れられて。



Marie Laurencin
 『夜の手帖』の自己紹介文より、
贅沢好き。
パリ生まれがとてもご自慢。
「シルヴィー」(G・ド・ネルヴァルの詩)の歌を全部知っている。
演説も、ひとの悪口も、
忠告も、お世辞も好きじゃない。
早く食べ、早く歩き、早く読む。
とてもゆっくり、絵を、かく。



                ®2010年にアップしたリユース記事です






   

より以前の記事一覧

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
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