門井 慶喜著 ”家康、江戸を建てる”☆ + ほか二冊

内容
「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、
関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、
豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。
愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた……。
ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
”漫画・へうげもの” のあまりの面白さに、
戦国時代にすっかり興味を覚えて、
手にしたうちの一冊ですが、これが、秀逸でした、![]()
親、子、孫へと世代を跨いだ、壮大なインフラ整備の物語は、
治水・貨幣・水道・石垣・天守、各話完結で、
まるで、プロジェクトX、そのもの、![]()
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家康は、人に恵まれたお方だったんだなと、、、
★★★★☆
10年前の本です、
図書館ですぐに借りることができました、、、
それから、もう2冊あるんですが、
それは、、、![]()

磯田道史著 “日本史を暴く”
心に残った一文を本文より以下に転記します、
・織田信長はヨーロッパ人宣教師から地球儀をもらい、地球は球体だと理解していた。
・信長は「来世はなく、見えるもの以外には、何ものも存在しないことを確信して」いた。
だから見えない神と霊魂は信じなかったが、天文地理の話は信じた。
・明智光秀はその能力の高さで化け物と言って良い。
・宣教師ルイス・フロイスは、
光秀の子女は「非常に美しく優雅でヨーロッパの王族を思わせるようだった」と、記すから、
光秀一家は高貴な雰囲気を持っていたのであろう。
・光秀自身も、かなりの身分と周囲に思わせる風格があった。
その上人を信用させる術を心得ていた。光秀は友人たちに
「人を欺くために、72の方法を深く会得し、かつ学習したと吹聴」していたほどである。
知識、交渉力、調査力があり、野心もある。
人を信用させるのだから、これほど外交に向いた男はいない。
・細川家に伝わる「光秀謀叛」の真相

津本陽著 ”下天は夢か”
情熱と猜疑心、
躍動する信長その人が、目の前にいるような錯覚を覚えるほどで、
最初のうちは夢中で読みましたが、
全四巻中、三巻目の途中で、リタイアしてしまいました、、、
リアルな戦闘シーンが残虐すぎて、、、
あまりにも、登場人物が多すぎて、、、
微に入り細を穿った歴史描写に、おばさんはついてゆけなくなりました、、、
心に残った個所は多々ありましたが、
”へうげもの”に魅せられたわたしが、
本文より、書き写した一文は、、、
・・・・・・・・・・・・・
「尾張にいるときは噂に聞くのみで、
わが手にいれるなど想像もできなかった大名物が眼前に置かれてみると、
信長の胸中には、ふしぎなほどにうれしさが湧きあがらなかった。
―――かように煤けしものが、城ひとつをあがなえる珍物かや。
この値打ちは、ひとがつけし値打ちだのん。いうてみれば、まやかしものだで。
金銀に飽きし人は、かようなる品を珍重いたす。はておかしきは人の心だがや。
さきざき、家来どもにつかわす給地にかえ、珍物什宝をあてるも一策にてあらあず—―
信長には骨董を賞翫する趣味はなかった。
それらのものの世間に通用する価値を、生かして用いようと考えるのみである」
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