F著 ”20代で得た知見”

内容
人生は忘れがたい断片にいくつ出会い、心動かされたかで決まる
一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。
ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、
バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、
あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。
そういったものによって人生は決定されたように思うのです。
私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました。
朝日新聞の書評で、
「生き延びるための強い言葉
本書を一読して、匂い立つような若さを感じてクラッとした」という、
この一文にひかれて、図書館に予約を入れました。
60台のおばさんだって、いえ、だからこそ、クラッとしてみたいんです、、、
最初のうちは、引き込まれました、が、
次第に、なんか、このお方は、わたしとは別世界のお方だなと、
気持ちが離れてしまい、飛ばしながらですが、読みました。

そして、今になって、これを読んで、ひとつも当てはまらないじゃん、と、、、![]()
そんな私にも、つよく心に残った一文がいくつもありましたので、
それらを本文より転記します、、、![]()
何やら自信満々な人間に憧れなくても良い。今光っているもの、まぶしいものには憧れなくて良い。
嫉妬しなくて良い。本日の流行なんて、来月は誰も覚えていません。
贅沢と言うのは、身の程を超えた高価なもの、ではなく、身の程を超えない上質なことだと思います。
宝石は盗まれる不安が、亡失する不安があるからこそ宝石です。
しかし、そんなものを1個首にぶらされたところで不安になったなら、それは贅沢とは言えません。
腕時計もそう。車もそう。こちらが不安になってしまうものは、贅沢とは言えないのです。
ならば、歩きやすい靴を買って、お気に入りのリトルブラックドレスと小ぶりな鞄で、
週末はどこにでも行けることの方が、本当の贅沢ではないかと思うのです。
思えば、このように絶対に必要なものの、そんなにたくさんは無いのですよ。
一千万円と4通りの考え方
弱い人がもっと弱い人を安全圏から叩く。
または嫉妬が正義のふりをする現象ならば山ほど見たことがある。
私は「幸せな人」をあまり見たことがない。
「幸せそうに見られることを常日頃心がけている人」なら、インスタなどでよく見かける。
継続しない選択
「本質的に向いてないこと、好きでもないことを突き詰めるほど、人生は長くない」
ホテルでバイトして初めて
「良いサービスを受けたければ、良き客でいよ」の意味がわかったと振り返ります。
信用、行動、そして商売。
その本質を紐解けば全ては「優しさ」とても言うべきものによって回っていると気づくはずです。
誰かが何かを奪おうとして商売は成立していない。
誰かが誰かに優しくしようとして商売、経済、世界は成立しているのです。
つまり「優しい人間だけが生き残る「と結論できる。
例えば職場で、ちょっと仲良くなりたいけど、ちょっと遠い人には、
チロルチョコをあげると良いかもしれません。それもいきなりあげると良いです。
あ、これ、余ってるんでなどと言って。まず敵意がないことが伝わります。
あと、もしかしてバカなのかなこの人、と思ってもらえます。
所在なげにしている人に上手く、何かの役割を与えるのは賢さと言うものです。
そして自分はなるべく暇そうにしておく。
もし頼られたなら今度は自分が力になる。見返りは求めない。そのために強くある。
何はともあれ、「ご機嫌であれ」とは、最もハードルの高い仕事の1つなのです。
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