読書(あ~さ)

2022年9月20日 (火)

佐藤 典雅著 “ドアの向こうのカルト 9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録” ★

 

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『内容紹介
 東京ガールズコレクションの仕掛け人としても知られる著者は、
 ロス、NY、ハワイ、東京と9歳から35歳までエホバの証人として教団活動していた。
 信者の日常、自らと家族の脱会を描く。 』



雨の日が何日も続いて、ようやく晴れた朝、
主婦のわたしはエンジン全開でせわしなく立ち働いてる。
そこへ、日傘を手にしたにこやかな二人組のご婦人がやってくる。
エホバの証人、、、?
なんで、
なんで~?、やる事、てんこもりでしょう?
ずっと、ずっと、不思議だった、なぞだった、、、
そのわけを知りたくて、手にとった一冊が、
その答えばかりではなく、ほんとうにいろいろなことを教えてくれました。
天性の明るさと強さ、賢さをあわせ持つ著者の、見事なまでの衝撃のノンフィクション、、、

★★★★★


以下に本文より、一部を要約・転記します、、、





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2022年9月10日 (土)

アレックス・ヘイリー ”マルコムx自伝” ☆


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内容(「BOOK」データベースより)
マルコムX自身が「ルーツ」の著者アレックス・ヘイリィに
死を予感する中で語り綴られた異色の自伝。
スラムの中で麻薬を常用、強盗にまで堕したマルコムは、刑務所で自己の価値に目ざめ、
黒人イスラム教団の最も戦闘的で説得力のあるリーダーとなる。

非宗派的な黒人解放組織を設立し、新しい活動を深めるなかでの暗殺。
なぜ黒人は人間であることを否認されるのか。問いは今も重い。〈解説〉猿谷
 


彼の激しくも短い人生録に、没頭しました、、、
少なくても彼には、奥様と著者、温かく力強いふたりの理解者がいたことが救いだなと思えた、
以下に、心温まるくだりを本文エピローグより、、、

口には出さなかったが、マルコム X と私とは温かい同士愛的友情を互いに分かち合えるような段階に
ついに達した。私にとっての彼は、掛け値なしに、非常に魅力的な人柄の持ち主だった。
彼のほうで私のことをどう思っていかは、いろいろな事から推測するしかないが、
率直に言いたいことが言えて、2度も3度も同じことを言わなくても済む相手だということが次第に
わかってきたのだと思う。絶えず緊張して生きている人間は誰でもそうだろうが、
気持ちの上でリラックスできる人間、それも男性にそばにいてもらいたかったのだ。

今でも私が旅に出ると、いつも電話をかけてきて、いつニューヨークに帰ってくるんだと聞く。
そして万障くり合わせて空港まで出迎えてくれることがしょっちゅうあった。口から歯をのぞかせて、
人の良さそうなニヤニヤ笑いをしながら、ひょろっと背の高い彼が大股で近づいてくるのが見えて、
やがて彼の運転する車で市内へ戻る間、私の留守中に起こった興味ある事柄を教えてくれるのだった。


図書館に予約して、この本を手にしたきっかけは、
朝日新聞のボンマルシェの、コウケンテツの“名作ごはん劇場”です、
全てマルコムから学んだ『マルコムX自伝』より

第一級の書評を以下に、転記します、





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2022年8月31日 (水)

朝井まかて著 ”類” ☆


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内容(「BOOK」データベースより)

鴎外の“不肖の子”類、その愛すべき生涯。
愛情豊かな父、美しい母、ふたりの姉と何不自由なく暮らした少年時代。
父の死という大きな喪失を抱えながら、画業を志しパリへ遊学した青年時代。
戦後の困窮から心機一転、書店を開業。
やがて文筆家の道へ―明治、大正、昭和、平成…時代の荒波に揺さぶられながら、
鴎外の子としての宿命と格闘し続けたその生涯。


鴎外の四人の遺児、森茉莉、小堀杏奴、森於菟、森類、、
後者のお三方の存在すら存じ上げなかったのですが、
文豪鴎外の意外な優しい父親像と、自ら丹精込めていらした花と木々豊かなお庭、、、
その名声と資産に恵まれながらも、、、家族の断絶、、、

卓越した、人間像と自然の描写力、時代背景、 会話の妙、、、
当時のセレブたちの優雅な暮らしぶりと彼らのつながり、、、
そして、、、戦禍で失われた、築き上げた一切合切、、、

身内の、それも女性の恥ともいえることを、ここまで描いていいのかと、絶句しながら、、、
偉大な父のもとに生を受けた、彼らの生きざまに、、、
ひたすらに、、、ただただ、感服致しました。


★★★★☆



 

 

2022年8月 8日 (月)

青山 美智子著 ”お探し物は図書室まで” ★


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「2021年本屋大賞」2位!!

内容
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。
「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?

人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。

彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、
思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。


これは、、、なんとも、いい本に巡り合えました、
読み終えるのが惜しい、素敵な一冊。

★★★★★


以下に心に残った一文を本文より転記します、






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2022年7月 7日 (木)

朝井リョウ著 ”正欲”


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第19回 本屋大賞ノミネート!
【第34回柴田錬三郎賞受賞作】

あってはならない感情なんて、この世にない。
それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。

息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。

ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。

しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった――。

「自分が想像できる"多様性"だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな」


これは共感を呼ぶ傑作か?
目を背けたくなる問題作か?

作家生活10周年記念作品・黒版。
あなたの想像力の外側を行く、気迫の書下ろし長篇。


 
百人百様、ひとそれぞれです、が、
正直、この本は、わたしにとっては、、、




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2022年6月 1日 (水)

アレックス・カー著 ”美しき日本の残像 ” ☆


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内容紹介
 
―「六歳の時、僕はお城に住みたかった」―
   徳島の祖谷に茅葺民家を再生し、京都の天満宮に暮らす。
   坂東玉三郎と親交を結び、日本に通じた著者が、
   思い出や夢、東洋美術や書などと共に、
   愛情と憂いをもって日本の現実の姿を描く。
   司馬遼太郎も絶賛した随筆集


文庫版あとがき
     
解説にかえて ― 第七回新潮学芸賞選評・司馬遼太郎
 『ともかくも、読後、心を明るくした。
  これほど日本の暗さが描かれた本もすくなくないのだが。』
    ―司馬遼太郎「第七回新潮学芸賞選評」より抜粋―





失われてゆく日本の美が、著者により、親密に綿密に語られてゆく、、、
決して相見えることのない、知の巨人たちの息吹を感じる事も出来て、、、

著者のお勧め京都観光ポイントも紹介されていて、

図書館で借りたものの、どうしても手元に置いておきたくて、文庫を購入。
 (単行本はすでに絶版となっていました)

★★★★☆


著者のことを見知ったのは、驚きのテレビ番組でした、
それは、、、






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2022年5月 9日 (月)

絲山 秋子著 ”沖で待つ” ★


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内容(「BOOK」データベースより)
2005年 第134回芥川賞受賞 

仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。
そう思っていた同期の太っちゃんが死んだ。
約束を果たすため、私は太っちゃんの部屋にしのびこむ。
仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く芥川賞受賞作「沖で待つ」。
すべての働くひとに。


17年前の芥川賞受賞作です。
芥川賞って、新聞・雑誌掲載作品の、しかも純文学の短編集に受賞資格がある、そうで、
大衆文学に対して、純粋な芸術性を目的とする文学が純文学なのだ、そうです。

これだけで、もうすでによく分からない、、、ので、、、
芥川賞受賞作品は、滅多に手にしないし、読んでもよく分からないおばさんですが、、、
・・・いや、この本は、そんなおばさんにも、グッと来た!、

★★★★★


以下に心に残った一文を本文より転記します、





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2022年4月23日 (土)

木内 昇著 ”剛心” ★


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内容
日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。
幼くして幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独の身となり、17歳で単身渡米。のちに
コーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。

以来、官吏として圧倒的な才能と情熱で走り続ける妻木の胸には常に、
幼い日に目にした、美しい江戸の町並みへの愛情があふれていた。

闇雲に欧化するのではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。
そう心に誓う妻木は、大審院、広島臨時仮議院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠をはじめ、
数多くの国の礎となる建築に挑み続ける。
やがて、数々の批判や難局を乗り越え、
この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。

外務大臣・井上馨、大工の鎗田作造、助手を務めた建築家の武田五一、妻のミナをはじめ、
彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。

その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作、誕生!


建築のことはまったくの素人私がハマった、建築のお話は、この本で二冊目になります。
一冊目は、
松家仁行著 ”火山のふもとで”
それとはまったく趣を異にするのですが、、、

建築家 妻木頼黄 、彼と一癖も二癖もありながら一家言ある別格の職人たちが
目指してゆく夢の世界、織り成してゆく素敵な時間、、、


もう、夢中になってしまい、、、
彼の足跡を辿りたく、ブックマークしまくってゆく私、、、


★★★★★


そんな彼の一面は、、、

 

 

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2022年4月20日 (水)

斎藤 よし子著 ”川へ”


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4/19、朝日新聞一面の書籍広告欄に、
斎藤 よし子さんの ”川へ” が紹介されていて、ビックリ仰天!、

2012年、あこがれの、桐島洋子さんの森羅塾 に参加させて頂いた折に同席して、
それ以来時折、ボログをのぞきに来て下さっていたのです。
斎藤さんも、生活クラブの組合員さんだったりして、
この一点だけでも、いきなり親近感を覚えてしまうおばさんです、


この御本、帯文が、上野千鶴子先生ですよ!、すごくないですか!、

本の虫のおばさんは、なんかもう、メチャクチャ、自慢、ジマン、じまんでありますぞ!、
斎藤さん、がんばれ~!、
陰ながら、微力ながらエールを送ります!、 










2022年4月14日 (木)

伊吹有喜著 ”犬がいた季節” ☆


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【2021年度 本屋大賞第三位】
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。

「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。
初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。

昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、
コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説。


昭和世代のわたしには、切なく、なつかしく、いろいろなことが思い出されました。
とくに、第2話の「セナと走った日」には、心躍りワクワクしちゃいました、

素敵な一冊、
★★★★☆、


以下に心に残った一文を本文より転記します、




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