読書(あ~さ)

2021年2月20日 (土)

篠田節子著 ”鏡の背面”


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  内容
  薬物や性暴力によって心的外傷を負った女性たちのシェルター「新アグネス寮」で発生した火災。
  「先生」こと小野尚子は取り残された薬物中毒の女性と赤ん坊を助けるために死亡。
  スタッフがあまりにふさわしい最期を悼むなか、警察から衝撃の事実が告げられる。


豊かな日本で、地獄の底を這いまわっているようなひとがいる、
その一方で、スラムのこどもたち、、、
またしても、篠田節子さんの世界に完全に引き込まれました、、、
・・・ただ、その分、エンディングが、、、


 心に残る一文を以下に転記します、、、





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2021年1月31日 (日)

篠田 節子著 ”弥勒” ☆


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  内容
  救済とは何かを問う衝撃の超大作。
  ヒマラヤの仏教美術の国、政変と殺戮の渦中に潜入した男は革命軍に捕らわれ……。

  新聞社の永岡は、妻の櫛がヒマラヤの国パスキムの破壊された仏像の一部と気づく。
  5年前入国した首都カターで見た美麗な仏像彫刻だった。
  美術品持ち出し禁止の国で政変のため寺院が崩壊したと聞いて、密入国を試みる。
  僧侶達は虐殺され都市は壊滅していた。彼も革命軍に捕らえられ……。
  旧習を打破し、完全平等の理想郷を求める人間達のもたらす惨劇。
  恐怖と戦慄の世界を臨場感豊かに描く畢生の大作。



極めようとした宗教、
その高邁な理想の果ての、極限の収容所、、、
飢餓、疫病、殺戮、、、凄惨を極める、桃源郷、、、


コロナ禍で、どこへも行けない閉塞の日々、
時の経つのも忘れて、、、
ただただ、、、圧倒され続けた、想像を絶する別世界、、、

篠田節子さん、またしても、脱帽です、、、

★★★★☆



 

 

 

2020年12月23日 (水)

川越宗一著 ”熱源”


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【第162回 直木賞受賞作】

降りかかる理不尽は「文明」を名乗っていた。
樺太アイヌの闘いと冒険を描く前代未聞の傑作!

樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。
開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、

天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、
やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。

金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、

読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。


新型コロナで分断と不寛容が加速する社会。
ヘイトは、今も、そして、昔も確かにあった、、、
歴史を学ぶのは、あしたのため、、、

石森延男著 ”コタンの口笛”
小学生の時に読んだ、この本が私に、差別する人の浅ましさ、される人の悲しさを教えてくれました。.

 

因果応報、
自分のしたことは、善いことも悪いことも、
みんな自分にかえってくる



                 ・この本は、横浜市立図書館では、予約600人待ちでしたが、
                  地区センターの図書室にありました、、、





 

 

2020年12月11日 (金)

アイリス・チュウ、 鄭 仲嵐共著 ”オードリー・タン 天才IT相7つの顔”


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内容
コロナウイルスが全世界を席巻するなか、いち早くマスクマップアプリを開発。
世界に名を馳せた台湾のデジタル担当相には、逸話が多い。
いわくIQ180、学歴は中卒、独学でプログラミングを学び、シリコンバレーで成功した起業家、
1ページ0.2秒で資料を読む、トランスジェンダー、学生運動を支持する無政府主義者――
ハンドルネーム“Au”で知られる天才シビックハッカーのすべてを、
気鋭の台湾人ジャーナリスト2人徹底解剖する。



「天才とみなされない多くの人々には、自分にしかない輝きがある。
 天才とみられる多くの人には、自分にしかない闇がある」
知られざる天才、ギフテッドと呼ばれるひとり、
オードリー・タンが、歩んできた、孤独で険しい道のり、、、

以下に心に残った一文を転記します、





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2020年10月29日 (木)

篠田節子著 ”ブラックボックス” ★


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内容
太陽の光すらいらない、完全に外界から閉ざされた人工の光の中で、
完璧にシステム化された無菌の農場から出荷される、限りなく工業製品に近い野菜。

深夜のサラダ工場で劣悪な環境の元、研修生の名目で昼夜問わず 酷使される外国人労働者たち。 

だが、完璧に思われたシステムに綻びが見えたときに人体に現れ始める、予想もしなかった影響。
内部告発に冷淡な周辺。企業の発展の捨て石として切り捨てられる農家。



洒落たカフェのオーガニックサラダが作られる、その驚愕の現場、、、
言葉を失い、圧倒され続けた、一冊、

★★★★★



以下に心に残った一文を転記します、







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2020年9月12日 (土)

曽野綾子著 ”病気も人生” 不調なときのわたしの対処法 ★


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  内容(「BOOK」データベースより)
  私は辛くない程度なら、不養生をすることにした。ことに人は、動いていることが大切だ。

  自ら、不眠症、うつ病、膠原病、シュレーゲン症候群、白内障とさまざまな病気にかかり、
  病気とともに生きる著者や、病気や死とともに生きる人への想い、言葉を綴ったエッセイ集。
  病気と健康の関係がわかる。曽野版「生老病死」論。



書き下ろしではなく、既刊本からの抜粋ですが、上手に編集されていて、、、
尊敬する曽野綾子さん、、、私のロールモデル、、、流石です!

★★★★★ 


以下に心に残った一文を転記します、
・・・すっごい長文です、私の思い入れの強さが、ここに、、、







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2020年8月27日 (木)

住井すゑ著 "橋のない川” 全七冊 ★



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この本は、わたしの人生で文句なく、第一番の本です、、、

8/24、朝日新聞に、著者の未公開日記が、茨木県牛久市の旧宅から発見されたとありました。
『川をへだてて、どうしてもあなたのそばに行けぬ苦しい苦しい夢を見た』

以下は、2009年にアップしたリユース記事です、、、

 
    
内容(「BOOK」データベースより) 
   
級友が私だけを避け、仲間はずれにする。
   
差別―その深い罪について人はどれだけ考えただろうか。
   
故なき差別の鉄の輪に苦しみ、しかもなお愛を失わず、
   
光をかかげて真摯に生きようとする人々がここにいる。
   
大和盆地の小村、小森。
   
日露戦争で父を失った誠太郎と孝二は、
   
貧しい暮しながら温かな祖母と母の手に守られて小学校に通い始める。
   
だがそこに思いもかけぬ日々が待っていた。
 

もう、十年位前に読んだ本です。
牛久沼と、聞いただけで、胸が切なくなります、、、
先日、テレビで生前の著者、住井すゑさんを拝見しました。
"
橋のない川"、この本は、わたしの人生で文句なく、第一番の本です、


被差別部落、、その陰険さ、、その理不尽さ、、、
口惜しさに、苦しさに、悲しさに、、、
これほど、涙を流した本は、ありません。


★★★★★ 






2020年8月21日 (金)

篠田節子著 ”夏の災厄” ☆


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『内容(「BOOK」データベースより)

 東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。
 撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ
 感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます
 硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。
 その間も、ウイルスは町を蝕み続ける。世紀末の危機管理を問うパニック小説の傑作。』



今のこのコロナ禍のパンデミックを、
25年も前に予言したかのような本書に、慄然としました、、、

それにしても、お役所の前例がないことへの取り組みの鈍さ、
そして、政府の後手後手に回る対応の鈍さも、今と何ら、変わらないなぁと、あきれながら、、、


★★★★☆

以下に心に残った一文を転記します、





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2020年7月23日 (木)

篠田節子著 ”仮想儀礼” ☆


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『内容(「BOOK」データベースより)
 ゲーム作家に憧れて職を失なった正彦は、桐生慧海と名乗って、同じく失業者の矢口と共に
 金儲け目当ての教団「聖泉真法会」を創設する。悩める女たちの避難場所に過ぎなかった集まりは、
 インターネットを背景に勢力を拡大するが、営利や売名目的の人間たちの介入によって、
 巨額の金銭授受、仏像や不動産をめぐる詐欺、信者の暴力事件、
 そして殺人など続発するトラブルに翻弄される。』


上下巻二冊の大作。
あれこれと雑用に追われ、かなり時間をかけて読み終えました。
上巻は、まさに、『信仰は、金を、産む』
そして、下巻は、『狂信が、常識を食い破る』

怪しいふたりだよ、、、
でも、ね、、、いい人なんだよ、ふたりとも、、、

だから、このエンディングは、、、辛かった、、、
でも、悲しいけど、これが、宗教だよ、現実だよって、教えてくれる一冊、、、

★★★★☆












2020年7月17日 (金)

ジャスティン リチャードソン他著 ”タンタンタンゴはパパふたり” ★


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  内容(「BOOK」データベースより)
  動物園にはいろんな家族がいます。
  でも、ペンギンのタンゴの一家はそのどれともちがっていました―。
  本当にあったペンギンの家族のお話。米国図書館協会のNotable Children’s Bookに選定。
  数々の賞を受賞した話題作。


ブレイディみかこ著 ”ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー” 
この本で、多様性を学ぶのに最適な絵本、保育園の古典と呼ばれている本として紹介されていて、
さっそく図書館に予約を入れたのですが、コロナ禍でクローズしてしまい、
ようやく再開し、ようやく手もとに、、、


パパ二人の家庭が慈しみ育てていく、命。
“みんなちがって、みんないい”
やさしく、温かく、、、教えてくれます、


★★★★★、








より以前の記事一覧

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 小川洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • F・サガン: なんでも
  • R・チャンドラー: 長いお別れ
  • R・B・パーカー: スペンサー
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