読書(あ~さ)

2019年8月23日 (金)

木内 昇著 ”漂砂のうたう”




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  第144回(平成22年度下半期) 直木賞受賞、
 『内容紹介
  明治10年。根津遊廓に生きた人々を描く長編
  ご一新から十年。御家人の次男坊だった定九郎は、出自を隠し根津遊郭で働いている。花魁、遣手、男衆たち…
  変わりゆく時代に翻弄されながら、谷底で生きる男と女を描く長編小説。


淡々とした出だしに、眠気を覚えたものの、いや、これは、直木賞だからと気を取り直して読み進むうち、
明治維新の混乱の中、時代の変化の波に翻弄される市井の人々、、、
凛とした花魁の気高く匂い立つばかりのうつくしさ、、、
怖いくらいに凄味の利いた切れ者の龍造、、、
縦横無尽な、正体不明のポン太、、、
迷いながら、流されながら、それでも最後に、定九郎は、、、

ミステリー仕立ての結末は、後半には読めてしまうヒントが散りばめられていましたが、
興味深く読み終えました、、、


★★★☆☆










2019年8月20日 (火)

今野 敏著 ”隠蔽捜査” ☆




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 『内容紹介
  竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。
  その朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。
  エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。
  組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。
  警察小説の歴史を変えた、第27(2006) 吉川英治文学新人賞受賞』



え~?、、、このガチガチの堅物キャリアが主人公なの~?、
・・・と思う間もなく、ひきこまれました、、、
これは、面白い!、

シリーズ化していて、そういえば、飛鳥の書庫にずらりとラインナップしていましたっけ、、、
乗船する楽しみが増えました、、、

裕紀子さん、ステキな御本をご紹介くださり、ありがとうございます、














2019年8月 4日 (日)

瀬尾まいこ著 ”そして、バトンは渡された”




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本屋大賞の受賞作は面白いのでなるべく読むことにしています、
が、、、
2019
年、第16回本屋大賞受賞の本作を、、、読了できず、、、
     第4位の「熱帯」も、第7位の「愛なき世界」も、、、読了できず、、、

今のところ、第8位の、知念実希人著 ”ひとつむぎの手”が、ダントツ面白かった!、



瀬尾まいこの著作では、”図書館の神様” が、わたし的には、一番よかった、

  この年になると、こころが固くなって、がんこになるし、妬みっぽくなるし、ひがみっぽくもなる。
  そんな、取り扱い注意のおばさんの固いガードを、この本は、難なく飛び越えてくれます、(^-^)















伊坂幸太郎著 ”フーガはユーガ”




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  2019年 本屋大賞第十位受賞、
 『内容(「BOOK」データベースより)
  常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。
  双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、
  そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。』



キャッチ―なタイトル、そして、この洒落たデザインの装丁に心躍ります、が、、

児童虐待、性暴力、陰険で悲惨で救いがないままで、、、
つらかった、、、

★★☆☆☆


著者の本は、夢中になれる本となれない本に、わたしには、はっきり分かれます。
伊坂幸太郎、私のベストスリーは、、、

”重力ピエロ” 

”チルドレン”

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2019年7月28日 (日)

宇江佐 真理著 ”雷桜”、”卵のふわふわ”




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 『内容(「BOOK」データベースより)
  江戸から三日を要する山間の村で、生まれて間もない庄屋の一人娘、遊が、雷雨の晩に何者かに掠われた。
  手がかりもつかめぬまま、一家は失意のうちに十数年を過ごす。その間、遊の二人の兄は逞しく育ち、
  遊の生存を頑なに信じている次兄の助次郎は江戸へ出、やがて御三卿清水家の中間として抱えられる。
  が、お仕えする清水家の当主、斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた…。
  遊は、“狼少女”として十五年ぶりに帰還するのだが―。
  運命の波に翻弄されながら、愛に身を裂き、凛として一途に生きた女性を描く、感動の時代長編。


ケリーちゃんの読書メモ より、初・宇江佐真理、
あっという間に、スピーディーなお話しの展開に引き込まれて、、、
面白い♪、すごいなあ!、このひと、、、

・・・ってことで、さっそく、もう一冊読んでみたのが、、、













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2019年7月12日 (金)

大沢 在昌著 ”砂の狩人” ☆




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 『内容紹介
  暴力団組長の息子ばかりを狙った猟奇殺人が発生。
  警察庁の上層部は内部犯行説を疑い、極秘に犯人を葬ろうとした。
  この不条理な捜査に駆り出されたのは、
  かつて未成年の容疑者を射殺して警察を追われた<狂犬>と恐れられる刑事だった。』




警察や、やくざやマフィア、血生臭いバイオレンスものは、苦手のわたしが、
始めて手にした、大沢 在昌、、、

この表紙からして、すでに怖い、、、
びくびくしながら読み始めて次第に引きこまれ、夢中になって読了、、、
そして、、、え?、、、このエンディグじゃ、続編が読めないじゃないの、、、

★★★★☆

面白かった!、ので、
さっそく、図書館に、【新宿鮫】の予約を入れる、初老のおばさん、、、















2019年7月 4日 (木)

磯田 道史著 ”無私の日本人” ☆




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  『内容紹介
  『武士の家計簿』で知られる歴史家・磯田道史が書いた江戸時代を生きた3人の人物の評伝。
   仙台藩吉岡宿の困窮を救うために武士にお金を貸して利子を得る事業を実現させた穀田屋十三郎、
   ひたすらに書を読み、自ら掴んだ儒学の核心を説いて、庶民の心を震わせた中根東里、
   幕末の歌人にして、「蓮月焼」を創始した尼僧・大田垣蓮月。
   有名ではないが、いずれの人物も江戸時代の常識や因習を疑い、ときにはそれと闘い、
   周囲に流されず、己の信ずる道を突き進むことで、何事かをなした。
   空気に流され、長いものに巻かれるのが日本人だとすれば、3人は「例外的」日本人である。しかし、
   磯田道史は3人の人生にこそ日本人がもっとも強く、美しくなるときに発揮する精髄を見出した。
   それは、己を捨て、他人のために何かをなしたい、とひたむきに思う無私の精神である。
   評伝にとどまらない、清新な日本人論が登場した。



この本の一編「穀田屋十三郎」は、映画「殿、利息でござる!」の原作です。
映画も観ましたが、原作のほうが私には断然感慨深く思いました、、、
驚くべきことに、、、これは、、、実話なんです、、、

中学校の歴史の和久先生のお話しがとても面白くて、歴史が大好きになりましたが、
TV
で、著者のお話しを伺って、歴史の新たな愉しみ方を教えて戴きました。



★★★★☆

以下に本書の後書きより、一部転記します、









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2019年6月27日 (木)

真藤順丈著 ”宝島” ★




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 『内容(「BOOK」データベースより)
  英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。
  生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、
  テロリストになり―同じ夢に向かった。超弩級の才能が放つ、青春と革命の一大叙事詩!!
  真藤 順丈(しんどう じゅんじょう)著、 』


米兵暴行事件、戦闘機墜落事件、コザ暴動、、、
時間に埋もれていた事件を、まざまざと教えてくれた、力強い一冊、
第160回直木賞受賞 ☀

★★★★★✨


以下に、心に残った一文を転記します、










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2019年4月 9日 (火)

河合雅司著 ”未来の年表” ★





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 『人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。
  だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。

 

  <主な内容>
  第1部 人口減少カレンダー
  2017年 「おばあちゃん大国」に変化
  2018年 国立大学が倒産の危機へ
  2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
  2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
  2021年 介護離職が大量発生する
  2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
  2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
  2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
  2025年 ついに東京都も人口減少へ
  2026年 認知症患者が700万人規模に
  2027年 輸血用血液が不足する
  2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
  2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
  ・・・ほか

 

  第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと
  これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!』

 

 

50万部を突破した話題のベストセラー、、、
衝撃の一冊、、、
久しぶりに、五つ星!、

★★★★★

 

以下に本文より転記します、↙

 

 

 

 

 

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2019年3月 5日 (火)

重松 清著 ”どんまい” ☆



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 『内容(「BOOK」データベースより)
 “ちぐさ台団地の星”と呼ばれたかつての甲子園球児、要介護の親を田舎に抱えるキャプテン、
 謎多き老人・カントク、そして夫に“捨てられた”洋子と娘の香織―草野球チームを通して交錯する
 「ふつうの人々」の人生を鮮やかに描ききった傑作長編小説。』


飛んだり跳ねたりが苦手のインドア派の私は、スポーツ観戦にも興味がない。
サッカーだって、、、右に行ったり、左に行ったり、、、よくわからない、、、
野球だって、、、投げた、打った、取った、アウトだ、セーフだとか、、、

そんなわたしでも、夢中になってしまうのが、スポーツの小説。
この本も、まさに、そう、、、
野球は、阪神と広島が好きかな、、、
だって、阪神のファンの人って、チョーおもしろいし、
広島は、市民球団だっていうところが、判官贔屓のわたしの
ツボ、、、


この本は、そんな広島球団が、原爆の荒野から立ち上がっていく様に、、、
熱い涙が、、、こぼれては、こぼれて、、、

★★★★☆

以下に、心に残った一文を転記します、、、







 

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  • 浅田 次郎: 中原の虹
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