読書(あ~さ)

2020年10月29日 (木)

篠田節子著 ”ブラックボックス” ★


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内容
太陽の光すらいらない、完全に外界から閉ざされた人工の光の中で、
完璧にシステム化された無菌の農場から出荷される、限りなく工業製品に近い野菜。

深夜のサラダ工場で劣悪な環境の元、研修生の名目で昼夜問わず 酷使される外国人労働者たち。 

だが、完璧に思われたシステムに綻びが見えたときに人体に現れ始める、予想もしなかった影響。
内部告発に冷淡な周辺。企業の発展の捨て石として切り捨てられる農家。



洒落たカフェのオーガニックサラダが作られる、その驚愕の現場、、、
言葉を失い、圧倒され続けた、一冊、

★★★★★



以下に心に残った一文を転記します、







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2020年9月12日 (土)

曽野綾子著 ”病気も人生” 不調なときのわたしの対処法 ★


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  内容(「BOOK」データベースより)
  私は辛くない程度なら、不養生をすることにした。ことに人は、動いていることが大切だ。

  自ら、不眠症、うつ病、膠原病、シュレーゲン症候群、白内障とさまざまな病気にかかり、
  病気とともに生きる著者や、病気や死とともに生きる人への想い、言葉を綴ったエッセイ集。
  病気と健康の関係がわかる。曽野版「生老病死」論。



書き下ろしではなく、既刊本からの抜粋ですが、上手に編集されていて、、、
尊敬する曽野綾子さん、、、私のロールモデル、、、流石です!

★★★★★ 


以下に心に残った一文を転記します、
・・・すっごい長文です、私の思い入れの強さが、ここに、、、







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2020年8月27日 (木)

住井すゑ著 "橋のない川” 全七冊 ★



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この本は、わたしの人生で文句なく、第一番の本です、、、

8/24、朝日新聞に、著者の未公開日記が、茨木県牛久市の旧宅から発見されたとありました。
『川をへだてて、どうしてもあなたのそばに行けぬ苦しい苦しい夢を見た』

以下は、2009年にアップしたリユース記事です、、、

 
    
内容(「BOOK」データベースより) 
   
級友が私だけを避け、仲間はずれにする。
   
差別―その深い罪について人はどれだけ考えただろうか。
   
故なき差別の鉄の輪に苦しみ、しかもなお愛を失わず、
   
光をかかげて真摯に生きようとする人々がここにいる。
   
大和盆地の小村、小森。
   
日露戦争で父を失った誠太郎と孝二は、
   
貧しい暮しながら温かな祖母と母の手に守られて小学校に通い始める。
   
だがそこに思いもかけぬ日々が待っていた。
 

もう、十年位前に読んだ本です。
牛久沼と、聞いただけで、胸が切なくなります、、、
先日、テレビで生前の著者、住井すゑさんを拝見しました。
"
橋のない川"、この本は、わたしの人生で文句なく、第一番の本です、


被差別部落、、その陰険さ、、その理不尽さ、、、
口惜しさに、苦しさに、悲しさに、、、
これほど、涙を流した本は、ありません。


★★★★★ 






2020年8月21日 (金)

篠田節子著 ”夏の災厄” ☆


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『内容(「BOOK」データベースより)

 東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。
 撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ
 感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます
 硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。
 その間も、ウイルスは町を蝕み続ける。世紀末の危機管理を問うパニック小説の傑作。』



今のこのコロナ禍のパンデミックを、
25年も前に予言したかのような本書に、慄然としました、、、

それにしても、お役所の前例がないことへの取り組みの鈍さ、
そして、政府の後手後手に回る対応の鈍さも、今と何ら、変わらないなぁと、あきれながら、、、


★★★★☆

以下に心に残った一文を転記します、





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2020年7月23日 (木)

篠田節子著 ”仮想儀礼” ☆


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『内容(「BOOK」データベースより)
 ゲーム作家に憧れて職を失なった正彦は、桐生慧海と名乗って、同じく失業者の矢口と共に
 金儲け目当ての教団「聖泉真法会」を創設する。悩める女たちの避難場所に過ぎなかった集まりは、
 インターネットを背景に勢力を拡大するが、営利や売名目的の人間たちの介入によって、
 巨額の金銭授受、仏像や不動産をめぐる詐欺、信者の暴力事件、
 そして殺人など続発するトラブルに翻弄される。』


上下巻二冊の大作。
あれこれと雑用に追われ、かなり時間をかけて読み終えました。
上巻は、まさに、『信仰は、金を、産む』
そして、下巻は、『狂信が、常識を食い破る』

怪しいふたりだよ、、、
でも、ね、、、いい人なんだよ、ふたりとも、、、

だから、このエンディングは、、、辛かった、、、
でも、悲しいけど、これが、宗教だよ、現実だよって、教えてくれる一冊、、、

★★★★☆












2020年7月17日 (金)

ジャスティン リチャードソン他著 ”タンタンタンゴはパパふたり” ★


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  内容(「BOOK」データベースより)
  動物園にはいろんな家族がいます。
  でも、ペンギンのタンゴの一家はそのどれともちがっていました―。
  本当にあったペンギンの家族のお話。米国図書館協会のNotable Children’s Bookに選定。
  数々の賞を受賞した話題作。


ブレイディみかこ著 ”ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー” 
この本で、多様性を学ぶのに最適な絵本、保育園の古典と呼ばれている本として紹介されていて、
さっそく図書館に予約を入れたのですが、コロナ禍でクローズしてしまい、
ようやく再開し、ようやく手もとに、、、


パパ二人の家庭が慈しみ育てていく、命。
“みんなちがって、みんないい”
やさしく、温かく、、、教えてくれます、


★★★★★、








2020年7月11日 (土)

篠田節子著 ”女たちのジハード ” ☆


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 内容紹介
 【第117(平成9年度上半期)直木賞受賞作】
 中堅保険会社に勤める5人のOL。
 条件のよい結婚に策略を巡らす美人のリサ。家事能力ゼロで結婚に失敗する紀子。
 有能なOLでありながら会社を辞めざるをえなくなったみどり。
 自分の城を持つことに邁進するいきおくれの康子。そして得意の英語で自立をめざす紗織。
 男性優位社会の中で、踏まれても虐げられても逞しく人生を切り開いていこうとする女たち。
 それぞれの選択と闘いを描く痛快長編。


まさに、女たちのジハード(聖戦)!、
夢、現実、仕事、結婚、、、
5
人のOLが織りなす、たくましく、そしてリアルな、ジハード、、、

夢中になって読了。
しばらく、篠田節子、読みまくろうっと、、、

★★★★☆









2020年6月26日 (金)

沢木耕太郎著 ”深夜特急 1、2” ★

 

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 「内容:深夜特急 1―香港・マカオ
  インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。
  ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。
  途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。
  マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。
  一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ!


1970
年代前半、若々しいエネルギーにあふれた当時26歳の沢木耕太郎による、
香港・マカオ無計画な貧乏ドン底旅行記、息をつかせぬ面白さ!

憧れのスターフェリー、わたしも乗りました、

 

すっかり夢中になって、
つづけて、、、




 

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2020年6月 5日 (金)

篠田節子著 ”ロズウェルなんか知らない” ☆


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 『内容 
  温泉もない、名所があるわけでもない、嫁のきてもない。観光客の途絶えた過疎の町、駒木野。
  青年クラブのメンバーたちは町を再生することで、自らの生き方にも活路を見出そうとするが。
  地方の現実に直面する人々の愚かしくも愛しい奮闘を描いた胸に迫る長篇。
  「日本の四次元地帯」として駒木野は再生するのか? 』


過疎の村の青年たちの背水の陣の村おこしは、馬鹿げたUFO、、、だけど、、、
八方ふさがりの地域の実情、絡みあう人間模様を織り込んだ、第一級のエンターテインメント、

ワクワクしながら、一気読み!

★★★★☆


以下に心に残った一文を転記します、






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2020年5月 2日 (土)

黒川伊保子著 ”妻のトリセツ” ★


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『内容
 妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。
 いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。
 夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。
夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、
 実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである(俄には信じ難いが)。
 本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し
 夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。
「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」
 「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。


 【本書の内容から】
 ◆妻の不機嫌や怒りの理由を、むやみに解明しない
 ◆妻は夫に問題解決を求めていない
 ◆妻は夫に共感してもらいたいだけ
 ◆地雷を避ける、会話の“黄金ルール”
 ◆「おうむ返し」で共感のフリをしよう
 ◆事実の否定は、心を肯定してから
 ◆妻を絶望させるセリフ集
   例1「今日何してたの?」
   例2「だったら、やらなくていいよ」
 ◆夫には見えていない家事がある
 ◆「~っぱなし問題」を放置するな
 ◆直感で決める妻、比較検討で選びたい夫の妥協点
 ◆メールせよ!「今、小田原通過。満席」
 ◆記念日を軽んじてはいけない
 ◆されど記念日の“サプライズ”は逆効果
 ◆「心と裏腹な妻の言葉」の翻訳集
  例1「勝手にすれば」→訳「勝手になんてしたら許さないよ。私の言うことをちゃんと聞いて」
    (「好きにすれば」は同義語)

  例2「どうしてそうなの?」→訳「理由なんて聞いていない。あなたの言動で、私は傷ついているの」』



快哉を叫びたくなる見事な一冊、
これを、男女ともに読んで平和な世界を、、、

★★★★★、


以下に心に残った一文を転記します、





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より以前の記事一覧

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 小川洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • F・サガン: なんでも
  • R・チャンドラー: 長いお別れ
  • R・B・パーカー: スペンサー
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