読書(た~わ)

2020年3月17日 (火)

柚月裕子著 ”慈雨” ★


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『内容(「BOOK」データベースより)
 警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。
 42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。
 16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件に酷似していたのだ。
 神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に―。元警察官が真実を追う、慟哭のミステリー。



後半はもう、涙がぽろぽろぽろぽろ流れるのを、止めることが出来ませんでした、、、
見事なプロット、心打たれる、珠玉の一冊。

「盤上の向日葵」「孤狼の血」と合わせて、わたし的、柚月裕子ベストスリー、


★★★★★








2020年2月25日 (火)

原田マハ著 ”風神雷神 ”上下巻

 

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『内容(「BOOK」データベースより)
 20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が
 現れた。彼に導かれ、
マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画、天正遣欧使節団の一員
 ・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に書かれた「俵…屋…宗…達」の四文字だった―。
 織田信長への謁見、狩野永徳との出会い、宣教師ヴァリニャーノとの旅路…。
 天才少年絵師・俵屋宗達が、イタリア・ルネサンスを体験する!?アートに満ちた壮大な冒険物語。』



稀代の作家でありキュレーターが紡ぎだす、上下巻の大作、一大夢物語、、、
だがしかし、著者のものすごい熱量がひしひしと伝わってくるものの、、、終始物語に酔いしれることは叶わなかった。
天正遣欧使節団の少年たちの長い長い艱難辛苦の旅の日々だけが、心に深く残りました、、、

★★☆☆☆



著者の作品は、8冊目になりますが、なんといっても、わたし的ナンバーワンは、、、

この視点で向き合う、見知らぬ沖縄に、、、打ちのめされました、、、
”太陽の棘(とげ)”
 ★★★★★

そして、もし本当に、こんな総理がいてくれたら、、、心躍り、夢を見た一冊でした、、、
”総理の夫” ★★★★☆

史実がベースのフィクションですが、
印象派の当時の立ち位置、ジャポニズムに沸くパリで取引される浮世絵、それを扱う誇り高き日本人、、、
キュレーターの作者の腕前に、圧倒されました。
たゆたえども沈まず ★★★★☆



そして、著者の本を、もう一冊、、、
それは、、、



 

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2020年2月 3日 (月)

ブレイディみかこ著 ”ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー” ★


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本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞受賞!、
紀伊國屋書店が選ぶ「2019年のベスト本」第1位、

 『大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。
  世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、落涙必至の等身大ノンフィクション。

  優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。
  ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
  人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
  時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
  世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
  連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。』


英国在住の著者の朝日新聞のコラムを時折拝読するたび、感じ入っておりましたが、
あらためて、底辺中学校に通う子供たちの凄まじいまでの貧しさに絶句、、、
そして、また、「みんなちがって、みんないい」を地で行く、図抜けた多様性にも、絶句、、、
この本は市民図書で借りましたが、、、購入決定、
素晴らしい一冊、

★★★★★ 


以下に、心に残った一文を転記します、






 

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2020年1月20日 (月)

村上龍著 ”69 sixty nine” ☆


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 『内容(「BOOK」データベースより)
  1969年、東京大学は入試を中止した。人々はビートルズに熱狂し、世論はベトナム戦争に揺れていた。
  僕は長崎県佐世保市、基地のある町に暮らす高校三年生。なにか面白いことをしたい、みんなを驚かせたい、
  女の子にモテたい!、ただそんな気持ちから、僕は仲間たちと一緒に学校をバリケード封鎖した―。
  爆発しそうな衝動と真っ直ぐな心をあわせ持った高校生たちを描く、青春小説の金字塔。』


今から30年以上前の古い本です。
「こんなに笑った、こんなに面白い本は無い」、というレビューに惹かれて手に取ったものの、
・・・え、、、どこで笑うの?、どこが面白いの?と、憮然としながら、もう、本を置こうかと思っているうち、、、
大笑いの渦に巻き込まれて、もう、笑う笑う、、、
笑いすぎて、涙がでるわ、お腹がイタイ!、息が出来なくて、もうくるし~、、、


経済番組のカンブリア宮殿に出てる人とはとても思えない!、
このひとって、こんなひとだったの?!
もう、大ファンになっちゃうよ、、、

「限りなく透明に近いブルー」なんかより、わたし的には、ダンゼン面白かった!、

以下に心に残った一文を転記します、








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2019年11月12日 (火)

柚月裕子著 ”最後の証人 ”・”検事の本懐”



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 『内容(「BOOK」データベースより)
  検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。
  ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。
  現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。
  それにもかかわらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。
  佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。
  やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり…。』


≪帯には柚木自身が尊敬する横山秀夫の推薦文も掲載された。
 横山秀夫はめったに推薦文をよせないということで知られていたため、
 掲載が決定した時はとても信じられず、「本当ですか?」と何度も編集者に確認したという
 [発行部数は13万部を超えた]≫
 ≪≫内出典:wiki


すっかり大ファンになった、柚月裕子の著作でしたが、、、
人称代名詞の叙述トリックが、、、わたしには、いまひとつでした、、、


★★★


もう一冊、「検事の本懐」は、、、







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2019年9月25日 (水)

帚木 蓬生著 ”インターセックス” ★



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  『内容(「BOOK」データベースより)
  「神の手」と評判の若き院長、岸川に請われてサンビーチ病院に転勤した秋野翔子。
  そこでは性同一障害者への性転換手術や、性染色体の異常で性器が男でも女でもない、
  “インターセックス”と呼ばれる人たちへの治療が行われていた。

  「人は男女である前に人間だ」と主張し、
  患者のために奔走する翔子。やがて彼女は岸川の周辺に奇妙な変死が続くことに気づき・・・。
  命の尊厳を問う、医学サスペンス。』



「インターセックスの新生児は1500人に一人」
「毎年1000人弱は生まれていることになる」
男女の性以外の性が存在し、異常な性として隠蔽され、

本人もその家族も絶望的な暮らしを強いられている現実、、、

男女差による投薬の量のことなど、医療の現場にいる著者ならではの知識も豊富で、
物語としても、第一級のサスペンス、

人知れず深い絶望の底で、

もがき苦しんでいる人々がこんなにもたくさんいらっしゃることに、強い衝撃を受けました。
少しでも、ひとりでも、一歩でも、、、
人々の理解が得られることを切に願います、、、

★★★★★













2019年9月 1日 (日)

宮部みゆき著 ”この世の春”



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 『内容紹介
  小説史に類を見ない、息を呑む大仕掛け。

  そこまでやるか、ミヤベ魔術! それは亡者たちの声?、それとも心の扉が軋む音?
  正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。

  目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は恐怖の果てにひとりの少年をつくった。
  悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。
  21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨!』





壮大なエンタメの触れこみに、ワクワクと手にして、ひきこまれて上下巻を読み終えました、が、、、
・・・読み終えて、正直、わたしは、、、おススメできないかも、、、

★★☆☆☆


著者の作品でダントツおすすめの一冊は、こちら、、、
 













2019年8月12日 (月)

柚月裕子著 ”孤狼の血” ☆



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 『内容(「BOOK」データベースより)
  昭和六十三年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される

  刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。
  飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、
  日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。

  やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。
  衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。
  正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく―。



久々の徹夜本、 ”盤上の向日葵” が、とにかく面白かったので、

図書館で借りて読み、圧倒的な、正統派ハードボイルドに酔いしれました、、、
これを書いたのは、、、著者は、、、なんと女性!、


先日発表された直木賞の候補、著者もノミネートされていますが、6人全員が、なんと、女性!、











2019年8月 1日 (木)

東山彰良著 ”夜汐”


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 『内容紹介
  おれの命は、おまえのもんだ。
  文久三年。やくざ者の蓮八は、苦界に沈んだ幼馴染み・八穂を救うため、やくざの賭場から大金をせしめた。
  報復として蓮八に差し向けられたのは、凄腕の殺し屋・夜汐。
  京で新選組の一員となり、身を隠すことにした蓮八だが、ある日八穂からの文を受け取る。
  帰ってきてほしい……その想いを読み取った蓮八は、新選組から脱走することを決意。
  土方や沖田からも追われながら、八穂の待つ小仏峠に向かうべく、必死で山中を進む。
  だが、夢で蓮八に語りかけ、折りに触れ彼を導くのは、命を狙っているはずの夜汐だった――。
  逃れられぬ運命の中でもがく人々、もつれ合う“志”。』



時代は尊皇攘夷、新撰組の沖田総司をも描きながらの、切ないロードムービー、
★★★☆☆


著者の作品では、
作家の北方謙三に「20年に1回という素晴らしい作品」と言わしめた、
直木賞受賞作、“流” が、ダントツにおすすめです!、










2019年7月20日 (土)

知念実希人著 ”ひとつむぎの手” ☆


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 『内容(「BOOK」データベースより)
  大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を
  指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば……。
  さらに、赤石を告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。
  岐路に立つ外科医に課せられたミッション。医師として、人として、一番大切なものは何か。
  医療ミステリーの旗手、知念実希人(ちねんみきと)が挑む、スリリングなヒューマンドラマ!』


  2019年度本屋大賞第八位受賞、





大学の医局の現場が現状が、、、ひしひしと読む者の胸を打ちます、、、
まさに、まさに、医療小説の王道です!、


著者の、2018年本屋大賞第八位、”崩れる脳を抱きしめて“は、わたし的には、いまひとつでしたが、
これは、面白かった!、


・・・ちなみに、著者のお名前、”知念実希人” が読めなかったのですが、”ちねんみきと”、だそうです、、、

★★★★☆










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  • 冲方 丁: 天地明察
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 和田 竜: のぼうの城
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  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
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  • 中坊公平: 金ではなく鉄として
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  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
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  • 住井 すゑ: 橋のない川
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  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • F・サガン: なんでも
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 石森 延男: コタンの口笛
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