読書(た~わ)

2017年10月16日 (月)

東野 圭吾著 ”人魚の眠る家” ☆



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 『内容(「BOOK」データベースより)
  娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。
  彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。娘がプールで溺れた―。
  病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、
  思いもよらない選択を迫られる。過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか―。』

 『こんな物語を自分が書いていいのか?、今も悩み続けています。 東野圭吾』



脳死、そして臓器移植という重いテーマに、真摯に取り組んでいて、一気に読ませる秀逸な一冊。
そして、流石の展開に、、、
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★★★★☆



多作の著者の本の中でも、わたし的以下のベストファイブにランクインする一冊、crown

”天空の蜂“

”白夜行”

”新参者”

"
容疑者Xの献身”



















2017年10月 2日 (月)

中村 文則著 ”教団X” ☆


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  『内容(「BOOK」データベースより)
   米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)年間ベスト10小説、
   アメリカ・デイヴィッド・グーディス賞を日本人で初受賞、
   いま世界で注目を集める作家の、待望の最新作!

   謎のカルト教団と革命の予感。
   自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。
   絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、
   この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。
   絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。
   
   日本社会の右傾化に警鐘を鳴らす一冊。



「アメトーーク!」で、読書芸人オードリー・若林、ピース・又吉が大絶賛したという本書、
とにかく、性描写が過激すぎて、これのどこが、と、何度も本を置きそうになるものの、
何かに惹かれて、宗教談義も飛ばして読み進むうち、、、
・・・前にもこうして、”カラマーゾフの兄弟”を読んだことを思い出しました、、、
この底知れぬ深い闇に、次第に引き込まれ、圧倒されました、、、

★★★★☆










2017年9月15日 (金)

宮部 みゆき著 ”三鬼 三島屋変調百物語四之続” ☆



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 『内容紹介
  江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は
  “お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。
  訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、
  山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、と
  あの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。
  「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの客の身の処し方に感じ入る、
  聞き手のおちかの身にもやがて心ゆれる出来事が……』


第一級のストーリーテラーの著者のパワーにすっかり幻惑されました。
おそろし”、も借りてきました、、、

★★★★☆

以下に、心に残った一文を転記します、、、
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2017年9月 7日 (木)

帚木 蓬生著 ”三たびの海峡” ★



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 『内容(「BOOK」データベースより)
  一度めは暗い船底に詰め込まれ、半死半生で連行された。二度めは日本人の女と夜陰に紛れて密航した。
  そして三度め―九州から釜山に届いた一通の手紙が、老境の男に朝鮮海峡を越えさせた。
  数十年を経ても拭い去れぬ痛恨の思いとは何なのか。
  朝鮮半島の側から、日本人の手で描かれた、限りなく熱い復讐物語。
  『モンテ・クリスト伯』に比すべき大巨編。
  血沸き肉躍る大河小説千枚。ナショナリズムの耐えられない軽さに悩む日本人に捧ぐ―。

  ペンネーム、帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)は、
  『源氏物語』五十四帖の巻名「帚木(ははきぎ)」と「蓬生(よもぎう)」から)


読み始めて、何度も本を置いた。
あまりにも辛くて、息が苦しくなって、、、
でも、中盤から、、、
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2017年8月13日 (日)

山崎豊子著 "沈まぬ太陽”全五冊 ★



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2017
813日 追記
123便、日航機墜落、凄惨な事故から、三十二年、、、
ご遺族の方々の其々に刻まれた艱難辛苦の三十二年、、、
・・・今年は仏教で「弔い上げ」とされる三十三回忌、、、

合掌、、、


®
 『メタローグ

  日本を代表する航空会社の凄まじいまでの腐敗。
  85年の御巣鷹山事故の衝撃を出発点に、その内実を描いたノンフィクション・ノベル。
  全5巻の大作ながらベストセラーになった。
  労組活動を「アカ」呼ばわりされ、海外の僻地勤務を命じられた主人公・恩地に、
  リストラ社会を生きる人々の共感が寄せられたのが一因だろう。
  だが、もっと重要なのは、だれもが知るあの会社をモデルに
  実在人物をも特定できる形で汚点を紡いだ「蛮勇」ではないか。
  たとえ事実と創作の混線ぶりが気になるにしても。
  「白い巨塔」の財前や「不毛地帯」の壹岐でなく、
  企業内で黙々と働く恩地が英雄という閉塞時代に、私たちはいる。』


 『内容(「BOOK」データベースより)
   広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。
  恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。
  エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、
  内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。
  人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命―。
  人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける。 



「大地の子」と並んで、著者のその類まれな才能に、圧倒されました。
事実を小説として再構築した作品とされていますが、
この航空機会社の恐るべき実態に、戦慄を覚えました。
読後、しばらく、本を手に、茫然自失、、、

そして、今、、、
最終赤字990億円、深刻な業績不振に陥る、日航。
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便で、失われた520人もの命は、、、はたして、、、いったい、、、

★★★★★



                        ® 2009
10月にアップしたリユース記事です。



2013
101日 追記
信念を守る、不屈の強い意気。
気骨ある作家、山崎豊子さんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。














2017年8月 9日 (水)

森絵都著 "みかづき” ☆


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2017
年本屋大賞第2位、shine
王様のブランチ ブックアワード2016大賞受賞、
shine

 『メディア掲載レビュー
  熱い教育論が飛び交う、戦後史にして大河ロマン
  日本における学習塾の変遷、その塾の経営者三代の奮闘、女系家族の確執、理想の教育……
  本書は実に重奏的なテーマを含んでいるが、全ての主音が合わさり見事なメロディとなって奏でられる。
  スケールの大きな小説だ。
  (中略)
  教育とは、教え育てることでその人に内在する資質や能力を発展させ、
  
もっと学びたい欲求を生み出していく。

  そんな無限ループによって結果的に自分を高めていくことだと思う。
  学ぶ喜び、そして導く喜びが本書の中でキラキラと光っていた。
  評者:中江 有里 (週刊文春 2016.11.07掲載)』


国の未来は、子どもたちが担う。
私たちの明日は、その教育で決まる、、、

親子三代、長いスパンで、理想の教育を追い求める家族の確執、愛憎、、、
静かに圧倒された、素晴らしい一冊、、、
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★★★★☆


以下に、心に残った一文を本文より転記します、
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2017年7月18日 (火)

村田 沙耶香著 ”コンビニ人間” ☆



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 『内容紹介
  36歳未婚女性、古倉恵子。 大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。 これまで彼氏なし。
  日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、 清潔なコンビニの風景と
  「いらっしゃいませ!」の掛け声が、 毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
  仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
  完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、 私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
  ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
  そんなコンビニ的生き方は 「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。
   現代の実存を問い、 正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
  第155回芥川賞受賞。』



ふつうに、ふつうにと言われ続けても、そのふつうがわからない古倉恵子。
そんな彼女が、、、
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2017年6月10日 (土)

原田マハ著 "暗幕のゲルニカ"


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  『内容(「BOOK」データベースより)
   反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。
   国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、
   2003年のある日、忽然と姿を消した…。
   大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。』


マドリードで、ゲルニカを観たとき、さっぱりわからなかった、、、
そもそも、キュビズムが、わたしには分からない、、、

争乱の時代背景、そして、その名前をよく目にする、
マリー・テレーズ、ドラ・マール、オルガとピカソの関係、が初めて分かりました、が、
この本は、ピカソが好きな人が読んでこそ、と思いました。

★★★☆☆



何冊か読んだ著者の本では、、、

 ”太陽の棘(とげ)
 ★★★★★
 ”総理の夫”
 ★★★★☆
 ”楽園のカンヴァス”
 ★★★☆☆















2017年6月 5日 (月)

角田光代著 ”坂の途中の家”


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 『内容紹介
  最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。
  虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、
  いつしか彼女の境遇に自らを重ねていく。
  社会を震撼させた虐待事件と〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス。』


重苦しいテーマに肉薄するリアルな一冊。
考えさせらせ、共感したりしながらも、、、わたしには、どうにも苦手な一冊、、、

★★☆☆☆


何冊か読んだ著者の本の中では、わたしには、この一冊 が、一番面白かった、、、
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2017年5月21日 (日)

山本一力著 ”おれっちの「鬼平さん」―池波正太郎「鬼平犯科帳」傑作選”


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 『内容(「BOOK」データベースより)
 「池波さんのことを語れるのは生涯の誉れ」と言い切り、
  青年時代から愛読していたほど池波ファンの山本一力氏。
  その氏が、なによりも愛する「鬼平犯科帳」の中から悩みぬいて選んだ傑作六篇と、
  鬼平作品の素晴しさを綴ったオリジナルエッセイ、
  池波正太郎記念文庫での講演を収録した、山本一力版「ベスト・オブ・鬼平」。』


朝日新聞の書評で手にした一冊。
じつは、浪花節のわたしは、時代物が大好き、、、
でも、池波正太郎を読んだことは無かった、、、
大好きな山本一力の、「ベスト・オブ・鬼平」と聞けば、読まずにはいられない、、、

★★★☆☆

心に残った一文を本文より以下に転記します、
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大好きな本

  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 和田 竜: のぼうの城
  • あさの あつこ: バッテリー
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 中坊公平: 金ではなく鉄として
  • 妹尾 河童: 少年H
  • R・チャンドラー: 長いお別れ
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 小川洋子: 博士の愛した数式
  • 金城 一紀: GO
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 畠中惠: しゃばけ
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • F・サガン: なんでも
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • R・B・パーカー: スペンサー
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