マクドナルドの株主優待券と、母の思い出

マクドナルドの優待食事券
バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品お引換券が6枚ずつで1冊が、年２回送られてきます。

この株を買ったのは、ずいぶん前のことで、
2,190円で百株、今日現在、6,480円なので、プラス429,000円、
配当利回り0.65％、4,200円

いろいろな騒動がありましたが、
その都度、いつの間にか立ち直っている、マックの底堅い人気に感心します、、、


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優待食事券で、いろんなメニュにチャレンジして、のんびりひとりランチを楽しんだり、
それから、とても丁寧な仕事をして下さった職人さんに、帰りがけに差し上げると、
たった一枚ですが、とっても喜んでくださり、重宝しております、


そして、この母にして、この娘あり、、、
この話をすると、驚かれるお方がいらっしゃると思いますが、、、

私がまだ子供だった頃、
母は病弱な父に代わって働くことが多く、
レモンイエローのスカイライン1800に乗っていました。

父が着物を好んだので、母は日常的に着物を着ており、
草履をはいた足で運転していました。

私が着物を着て運転していると、みなさますご～く驚かれるのですが、
私にしてみると、何の不思議もありませんでした。
サンダルと違って、草履は足の甲にぴったりフィットしているのです。

こう書いていると、母が運転上級者のように思われるかもしれませんが、
てんで、へたくそでした、、、

ある時、狭い駐車場にどうしても停めることができなかった母は、
通りかかった若い男性に、
「ちょっと、お兄さん、悪いけどこの車、ここに停めてもらえないかしら、、、」
一瞬、ポカンとした彼は、
「あ、はい、、、」と言いながら運転席に乗り込んできて
鮮やかなハンドルさばきで、サッと車を停めてくださいました、、、

車内には、まだ幼かった私たち三人姉妹がいたんですよ、、、
もし、この方が、そのまま走り去ったりしたら、、、

でも、うちの母はこういうことを平気でする人でした、、、


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そして、その時、私の脳裏に焼き付けられたのは、、、
”ふ～ン、なるほど、これって、アリなんだ、 困ったときは誰かに助けてもらえばいいんだ”

そして、ン十年経った、ある日、あるお寺さんの駐車場にどうしても停めなくてはならないのに、
隅っこの狭いところしか、空いてなくて、どうしても私のテクでは停めることができずに、
時間は迫ってくるし、追い詰められていたとき、、、

通りかかった、若いアベック(古)の男性に、
「あの～、、、すみません！、この車、停めて頂けないでしょうか、、、」

一瞬、ポカンとしたお二人でしたが、
「・・・あ、いいですよ」と、彼は難なく一発で停めてくださいました、、、

何か、お礼を、、、でも、現金というわけには、、、
と、その時、バックの中にあった、マックの優待券を思い出したのです。

あの、もしよかったら、と、二枚差し上げた時の、
なんとも、嬉しそうにパァッと輝いたお二人の笑顔、、、

「お好きなのを選べますから、一番高いのを召し上がってくださいネ！」
変なおばさんも、うれしそうなのでありました、、、

マックの人気を、パワーを目の当たりにしたのでした、、、