こどもの世界
®
「流れに身を任せてひらひらしていたり、
穴を掘ったり、泥団子を作ったりと、
何にもならないことに熱中しているのが子供の世界なのに、
それが今、役に立たないことと排除されようとしている。
少ないからもっと丁寧に見つめてもいいのに、
そうしないで早く大人にして
経済効果を上げさせようという流れになっている」
社会学者 本田和子氏のことば (10月4日、読売新聞より)
絵 岩下哲士氏
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
®2010年10月にアップしたリユース記事ですが、、、
午前10時には、もう30度、、、
外に遊びに行っておいでなんて、とても言えない、この過酷な夏、、、
わたしたち大人が、この子たちに残したものは、、、
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経済効果を上げさせようとしているのかどうかは分からないけれど、子供にだけじゃなくて、みんな人に対してそう接してない?
時間はついていけないスピードで過ぎるし、人は余裕がないもんね、、、心拍数の上がる生活を強いられてる大人が子供を丁寧に見ることは難しいのかもしれないよ。
投稿: mieko | 2010年10月 5日 (火) 10:00
はじめまして。
いつもブログを楽しみに拝見しています。
いま中学生のわが娘が幼稚園に入園したとき、この投稿と同じことを考えていました。
いづれ大人になるのだから、子供のうちにしかできないことを見ていてあげればよいのになあといつも思っていました。
だから、子供っぽい大人が増えているのかもしれません。
毎日の生活を丁寧に過ごして生きたいと願うばかりです
投稿: ほよ | 2010年10月 5日 (火) 17:42
みえこ、
ほんとうに、みえこの言うとおり、、、
例えば私の亡くなった母にしても、子供三人抱えて、病弱な夫、店の手伝い、
父が亡くなってからは店を切り回し、その金策におわれ、
寝たきりになった自分の母親、入院した夫の母、と、次から次へと、
気の休まる暇もなく、食器洗い機も、乾燥機も、バーミックスもない時代に、私より、
時間的にも、肉体的にも、比べ物にならないくらいにきつかったのに、
私たち子供たちに対して、
とっても、寛容で温かく接してくれたの、、、なのに、、、わたしは、、、
投稿: きぬえ | 2010年10月 5日 (火) 20:02
ぽよさん、
はじめまして、こんにちは、(^-^)
>いつもブログを楽しみに拝見しています。
ありがとうございます♪
>いづれ大人になるのだから、
おっしゃるとおりです、、、
意味もない、くだらないことに熱中する、
何かに無我夢中になる、たのしさ、
それを脳に刻み込んだ子供は、一生の宝物を手に入れたと同じだと思うんです。
>毎日の生活を丁寧に過ごして生きたいと願うばかりです
私も、ほんとうに、そう、思います、、(^-^)v
投稿: きぬえ | 2010年10月 5日 (火) 20:08
見る者の心を突いてくる絵ですね。
夢中になる、我を忘れる・・・そんな時間、経験こそ
子供が子供であることなのに!
無心で、強く温かい波動が伝わって来ます。
2006年の、岩下さんの記事も拝見しました。
ご紹介下さった絵も素晴らしいです!
投稿: Tao | 2010年10月 5日 (火) 21:43
Taoさん、
一見、意味がなく無駄に思えるものにこそ、
宝が隠されているんです、、、(*^_^*)
岩下氏の絵に共感を示してくださり、
なんだか、とても、
Taoさんに親近感を覚えてしまいました、、、
彼の絵は、無心、無欲の人間にしか描けない、
第一級のアート、この世の宝だと思うんです。
投稿: きぬえ | 2010年10月 6日 (水) 09:15