若宮健著 "なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか"
水原一平氏のギャンブル依存症の一件で、
あらためて、依存症の恐ろしさを思います。
ギャンブル、アルコール、薬物と様々な依存症がありますが、
これは、真面目な普通の人間の、誰でもが陥る恐れがあります。
気持ちが弱くなったり、不安や恐怖に怯えていたり、ふとしたことで、
依存性のあるものに、たった一回ハマってしまっただけで、
抜け出せなくなってしまうことがあるのです。
若い頃、幸せそうな新婚カップルのご主人が、
初めてやってみた競馬で大当たりをとって、それ以来、
優しくて穏やかな真面目な方が別人のようになってしまい、
お二人は別れてしまいました、、、
人格を、人生を壊してしまう、依存症の恐ろしさ、、、
誰でもが、そのリスクと無縁ではないのではないでしょうか、、、
以下は、以前にアップしたリユース記事です。
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内容
韓国にできて、日本にできない恥辱。日本は、まともな国といえるのか!?
韓国では、往時にはパチンコ店が1万5000店、売上高は日本円にして約3兆円にのぼった。
それが、2006年の秋に全廃され、いまは跡かたもない。
だが、その事実を伝えた日本のメディアはなく、それを知る日本人は、いまもほとんどいない。
日本でいち早くそれをレポートした著者は、
その後も何度も韓国を訪れ、なぜ韓国にそれができたのかを取材した。
そこから見えてきたものは、日韓であまりにも対照的な社会の実態だった。
韓国にパチンコがあったことも知らなかったし、全廃したことも知らなかった。
パチンコ屋の1日の電力消費量は、業界によると 84万キロワット だとか、、、
、、これって、福島原発 1.8基分?
石原都知事が、チラリとパチンコのことを言っていたけれど、
どうして、あまり、問題にならないのか、、、
それは、、、
パチンコ業界に吸いこまれる、21兆円もの金(ちなみに農業規模は 8兆円)、
そこに群がる政治家、警察、メディア、、
その仕組みを読み知ると、唖然、呆然、、、
何故、韓国にできて、日本にできないのかが分かり、
21兆円ものお金の半分でも、他の趣味や娯楽、消費に回ったら、と思うと、
せっかくの一冊なのに、なんでもパチンコのせいにする論理の展開では、
逆に説得力に欠くような気がして、それがちょっとだけ残念、、、
★★★☆☆
以下に本文より一部転記します、
村上春樹氏の「IQ84」3に次のような記述がある。
「(大麻)が依存症になるから危険だと司法当局は主張しているけど、
ほとんどこじつけだね。そんなこと言ったらパチンコのほうがよほど危険だ」
日本の新聞社内では、パチンコ批判の原稿がボツになる。
マスコミ業界、政治家、官僚、パチンコ業界の人間。
たった数千人の利益のために数百万人を泣かせて、
21兆円が闇に消えているのが、日本のパチンコの現状なのである。
パチンカーについて、、、
「人間は転ぶことが恥ずかしいのではなくて、起き上がれないことが恥ずかしいのです」
パチンコ屋のターゲットは年金生活者と主婦。
生活保護を受けている客も少なくない。社会的な弱者がターゲットになっている。
業界を代弁して国会で恫喝する民主党議員、山田正彦議員、、、
パチンコ業界の損失に、国家賠償を要求した、山田議員は弁護士でもあり、
名古屋の大手パチンコ店「玉越」の顧問弁護士でもある。
そして、第一次菅直人内閣では農水大臣を務めていた。
そういえば前任者の赤松広隆議員も有名なパチンコ議員であり、
しかも、新内閣で農水大臣に就任した鹿野道彦氏もまた、パチンコ議員である。
2010年7月29日、東京荒川区議の小坂英二氏が
「パチンコ違法化・大幅課税の地方議員と国民の会」を立ち上げ、パチンコ反対に立ち上がった。
パチンコが日本で禁止できない理由は数多いものの、
避けては通れないものに、警察官僚の天下りの問題がある。
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