今野敏著 ”隠蔽捜査 転送、宰領、自覚” ★
転迷―隠蔽捜査4―
大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。
外務省職員の他殺体が近隣署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。
さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、
厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練
――闘う警察官僚(キャリア)竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。
宰領―隠蔽捜査5―
衆議院議員が行方不明になっている。伊丹刑事部長にそう告げられた。
牛丸真造は与党の実力者である。
やがて、大森署管内で運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと警察に入電が。
発信地が神奈川県内という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。
指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎伸也だった。反目する二組織、難航する筋読み。
解決の成否は竜崎に委ねられた!
自覚―隠蔽捜査5.5―
畠山警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。
彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた。
関本刑事課長は部下戸高の発砲をめぐり苦悩した。そこで竜崎の発した一言とは。
貝沼副署長、久米地域課長、伊丹刑事部長。彼らが危機の際に頼りにするのは、
信念の警察官僚(キャリア)、大森署署長竜崎伸也だった――。
七人の警察官の視点で描く最強スピン・オフ短篇集。
竜崎署長に会いたくて、
このシリーズが好きすぎて、、、
読み終えるのが惜しくて、少しずつ少しずつ、、、
頑固一徹なキャリア、竜崎は、
警察庁・厚労省・外務省、どんな上役が出てきても、まったく怯むことなく、
淡々と、一途に自分の捜査を押し通してゆく。
敵対していた筈の相手まで、いつの間にか、味方に引きこんでしまいながら、、、
こんな警察官僚がいたら、、、
こんな上司がいたらと、、、
国民不在で、
利権に夢中な為政者たち、、、
でも、、、
彼らを選んだのは、
すべてを委ねたのは、、、
ほかならぬ、私たち自身、、、
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