一穂ミチ著 ”スモールワールズ” ☆
2022年本屋大賞第3位、
第43回吉川英治文学新人賞受賞、
共感と絶賛の声をあつめた宝物のような1冊。
夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人
ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、
もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、
読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。
ままならない、けれど愛おしい、「小さな世界」たち。
7つの短編集のうち、心を揺り動かされるお話は人それぞれだと思いますが、
わたしは、まず、「魔王の帰還」
魔王のお姉さんにまた会いたい!、
一穂さん、続編をお願いします!、
そして、「愛を適量」
中年教師の父親に肌の手入れを説く娘、トランスジェンダーで、FtMの佳澄
・FtM(Female to Male)とは、トランスジェンダーの中でも
「女性としての性を割り当てられたものの、男性として生きることを望む人」のこと、、、
大いに同意した一文を本文より以下に転記します、
時間をかけるの、だるいって思ったらやめればいいし、
今の自分を続けたいならやればいい。
ただ、生徒に笑われたからっていうのはNGな。
あいつらがあんなこと言ったせいでってなっちゃうだろう。
理由とか原因を他人に紐付けてると、人生がどんどん不自由になる。
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コメント
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こんにちは、ご無沙汰しております(^^;)
先週から1年ぶり2度目のコロナ罹患、今回は味覚障害まで出て大変でした汗
(一昨日から仕事復帰、今日はシフトでおやすみです)
相変わらずきぬえ様の読書量には驚かされます~
本を読み、自分の知らない世界や考え方を知り、そこから新たに自分の考えを広げ、想像で終わらせず地に足をつけて生きる材料とする。
死ぬまで成長、死ぬまで勉強。
・・・とかいいつつ、読みかけにしている本が何冊もあるなぁ・・・
時間がないことを言い訳にせず、もう少し心の余裕(これも読書には必要)ができたら、またがんばって読もうと励まされました(*´ω`*)
(ブレイディみかこさんの「リスペクト」、読みたいけど「他者の靴を履く」すら読みかけで放ってある~!)
投稿: キュルリ | 2024年2月16日 (金) 12:32
★キュルリさん、
二度目のコロナとは、やはり現役の方は、大変ですね、、、
無事に仕事復帰との事、なによりです、(*^▽^*)
どうぞ、くれぐれもお大事になさってください、、、
専業主婦の私は、ヒマなので本を読む時間はたっぷりあります。
三か所の図書館に絶えず予約を入れて次々に手にしては読んでいますが、
なんだかおもしろくないなと思ったら、さっさと返しております。
そして、ものすごく気に入った本だけを厳選して、本屋で購入しております。
http://kinue-m.cocolog-nifty.com/17/2016/03/post-4c97.html
ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、、、」は、秀逸でした、
彼女の著書は、ほかに二冊ほど読んでみましたが、これが、群を抜いて私は好きです💛
投稿: きぬえ | 2024年2月16日 (金) 19:30
ありがとうございます、今は後遺症も残らず元気にしています(*´ω`*)
(味覚が「甘い」「しょっぱい」しか分からないときはショックでしたが、2日間で終わりホッとしました汗)
まだまだコロナもインフルも巷で流行っているんだと実感、どうかきぬえ様もお気をつけくださいm(_ _)m
「ぼくはイエローで~」は娘に読ませる用に主人が購入、一緒に読んで面白かったので「他者の~」を買ったのですが、なかなかに難しく、ページが進まず・・・
原田マハさんも「たゆたえども沈まず」は読めたのに「リボルバー」は読めなかったり、どうにも飽きっぽいため、図書館が近くにあればいいなぁとよく思います(^^;)
(そして本棚にも入れられず扉付きのチェスト内に積まれる惨状)
投稿: キュルリ | 2024年2月16日 (金) 21:57
★キュルリさん
後遺症が無くて、ほんとうに幸いでした、(*^▽^*)
原田マハさんの著作では、ダントツ「太陽の棘」、次が「総理の夫」、「たゆたえども、、、」で、
やっぱり、ひとりの作家さんの作品でも、相性はありますよね、、、(^-^)
夢中になって、時間のたつのも忘れてしまう作品や、
何とか読了できるものもあれば、まったく面白くなくて諦めてしまうこともあります。
図書館がお近くになくて、ほんとうに残念です、、、
私が一番利用するのは徒歩40分、次が20分と、徒歩圏内にありますので、
つくづく恵まれているなと思っています、、、
投稿: きぬえ | 2024年2月17日 (土) 11:41