山崎 豊子著 “暖簾” + えびすめ ★
内容(1957年初刊)
一介の丁稚から叩きあげ、苦労の末築いた店も長子も戦争で奪われ、
ふりだしに戻った吾平の跡を継いだのは次男孝平であった。
孝平は、大学出のインテリ商人と笑われながら、徹底して商業モラルを守り、
戦後の動乱期から高度成長期まで、独自の才覚で乗り越え、遂には本店の再興を成し遂げる。
親子二代“のれん"に全力を傾ける不屈の気骨と大阪商人の姿を描く作者の処女作。
著者の ”沈まぬ太陽” は、生涯忘れえぬ名作ですが、
本作が、山崎豊子の処女作であり、
著者の大阪船場で昆布を商っていた実家をモデルに、
親子二代の大阪商人の気骨を見事に描いた物語であることと、
その常人ならぬ卓越した筆力にただ圧倒されました、、、
筆舌に尽くしがたい苦しい丁稚時代を乗り越えて、
暖簾分けしてもらうまでに成り上がる、
節約(しまつ)、節約で、ひと様に喜んでいただいてなんぼの商人の、
この手の成功物語が大好きなわたしですが、
船場の昆布のことは、まったく知らなかったので、とても興味深く、
作中の昆布をどうしても食してみたくなり、読後、いろいろ調べてみて、
早速購入し、届いたのは、、、、
ちょうど、ネットで半額セール中でした、
小倉屋山本 昆布詰め合わせ、¥2,320
山本利助
えびすめ、かつお昆布、山椒昆布、椎茸昆布
もう、これが、感激の美味しさ、
世の中にこんなにおいしいものがあるかしら
一冊の本が教えてくれた、口福に
しみじみと感謝です
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