井川意高著 ”熔ける” ★
内容
大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。
27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……
すべてを手にしていたはずの男はなぜ〝カネの沼〟にハマり込んだのか?
創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。
YouTubeの政経電論TVで、佐藤尊徳氏とのトークが面白くて、
俄然、井川氏に興味を覚えて、図書館に予約を入れました。
文庫も出ていたので、比較的すぐ手に取ることができました。
超リッチ&エリートの、破天荒な暮らしぶりを覗けて、楽しかった!、面白かった!
まるで瞬間湯沸かし器のように、すぐに切れて矢鱈と暴力的な父親が、
彼が重症急性アルコール中毒で友人たちに運ばれてきたとき、
小柄なその父親が彼を背負ってマンションの自室まで運び上げた話とか、
興味深いエピソードがてんこ盛り!、
ただ、ノンフィクション作家、佐野眞一氏によるデタラメな報道のくだりには、
この作家の舞台裏ってこんなものなのかと、がっかりしてしまいました、、、
ほんとうのところは分かりませんが、
夢中になって拝読した、この著者による、”あんぽん” 孫正義伝 は、どうだったのだろう、と、、、
宮沢りえとか、芸能人の小話は、
もともとあまり興味がないので、私的にはなくてもよかったなと、、、
以下に、私もこれはチョット気を付けようと思った一文を本文より転記します、、、
裁判においては、弁護士先生から
「検察側から挑発されたとしても、挑発に乗って議論をするのはやめましょう。
ムキにならないように気をつけましょう」とアドバイスを受けていた。
だから、法廷で感情をむき出しにすることがないよう注意した。
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私がこの本を図書館で予約して読んだのはもう10年近く前、2014年の2月だったです。
http://blog.livedoor.jp/golden_peony/archives/52369821.html
同世代で、仕事ではきちんと結果を出しておられる方だったようなので、このまま終わって欲しくないなぁと思っていましたが、YouTubeに出ておられるのですね。
(久しぶりにwikipediaを見たら、今年に入って韓国のカジノでバカラをやっていたということで大丈夫か?!と思いました。まだビジネスの最前線に戻って来られたという印象はないですよね・・・もったいない)
投稿: ケリーちゃん | 2023年9月25日 (月) 22:31
★ケリーちゃん、
ケリーちゃんの感想文に強く同意しながら拝読させて頂き、
そして、、、
10年前に、ケリーちゃんのブログにコメント入れてたんですね~!
もう、びっくり仰天!、
YouTubeで拝見する、尊徳さんとの軽妙なやりとり、
肩の力の抜け具合、、、
いつも絶やさぬ笑み、、、
こんなお方がハマるカジノ、、、
とんでもないストレスを抱えていらしたのだろうなと、、、
ご紹介いただいたときに、読んでおくべきでした~!、
投稿: きぬえ | 2023年9月26日 (火) 22:28