ふたたびの奈良④ 新薬師寺、春日大社、元興寺、十輪院へ、、、

ふたたびの奈良④、二日目の午後は、、、
かつて壮大な伽藍を誇っていたものの、
天災や戦火により、そのほとんどの堂塔を焼失し、
奈良時代の創建時からの建物である食堂(じきどう)を本堂に、
現在に至る、国宝新薬師寺
一度見たら、決して忘れえぬ、力強い映像と勇壮な楽曲のJR東海のCM
崩れかけた築地塀に囲まれた住宅街にひっそりと佇む新薬師寺は、
狭い道のため観光バスも入りにくく、人影もまばらです。
この日も、先客は、お二人だけでした、、、
拝観料(600円)を券売機で購入するのですが、違うボタンを押してしまい、
スタッフの方がすぐに返金してくださり、その際、「JAFの会員の方ですか?」と聞かれ、
それでしたらと、50円引きの割引を受けることができましたので、それで、お灯明を、、、
ずらりと並べられたパイプ椅子に、ふたりだけで、ゆったりと座り、
涼しい堂内で、脳内でリフレインするあの勇壮な楽曲、
国宝・塑像十二神将像を、ただただ、時のたつのも忘れて眺める贅沢な時間、、、
優し気なお人柄のお方でしたが、
力強い筆跡の御朱印を戴いて、、、

そして、ここから春日大社に向かう、
”ささやきの小路”と呼び称される、原生林の古道を歩きますが、
ここが、、、

・
屋久島の原生林を彷彿とされる人影のほとんどない古道、、、
ほんの数人だけすれ違ったのは、みな外人さんばかりで、
ネットの力をひしひしと感じました、、、

春日大社、本殿参拝は無料です。
大勢の方が本殿前で手を合わせていらしたのを見て、良心的だなと感心致しました、

御神木は、樹齢約千年の大きな杉の木です。
緑豊かな、春日大社、
御神木のすぐ隣で、屋根を貫いているのは、
樹齢約600年、柏槙(ビャクシン)の木です。
ここまでして、木を守ろうとなさる春日大社に心服いたします、、
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後先になりましたが、午前中に訪れたのは、、、
ごみひとつない、整然と掃き清められた砂利道を、清々しい気持ちで踏みしめて歩く、
国宝、元興寺、、、

元興寺内の法輪館内に安置されている、木造高さ5.5m、
国宝「五重小塔」
奈良時代の五重塔は、すべて失われているので、
当時を知る貴重な資料だそうです。
こちらのスタッフの方が、
「1400年前の日本最古の瓦があるんですよ」と、教えてくださり、、、

蘇我馬子や聖徳太子の飛鳥時代の瓦が、
今なお、こうして現役で葺かれているとは、、、




うっとりと見入ってしまいました、
美しい筆跡の御朱印です。
元興寺の拝観料は、500円でした。
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午前中に、元興寺、お昼をすませて、
午後、新薬師寺、春日大社と廻り、二日目は、
なんと、17,653歩も歩きました、、、

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ふたたびの奈良④、三日目
流石に歩き疲れた初老の夫婦は、
奈良ホテルの朝食を9時にしていただき、
11時にチェックアウトして荷物を預け、向かったのは、、、


吉田さらささんの御本 で拝読して、
ぜひとも拝観したかった、十輪院(国宝)です。


この二枚の写真と太字の文の出典はHPより
写真左 : 石仏龕
わが国では非常にめずらしい石仏です。龕(がん)とは仏像を納める厨子を意味します。
すべて花崗岩の切石を用いて築造されています。
龕中央に本尊地蔵菩薩、その左右に釈迦如来、弥勒菩薩を浮き彫りで表しています。
写真右 : 五劫思惟阿弥陀仏坐像<江戸時代>
何も知らない素人の私どもですが、
微に入り際に穿って、それはそれは、丁寧なガイドをしてくださいました。
・十輪院本堂の拝観料は、500円でした。
御住職おすすめ図書(無料配布中)のコーナーがあり、
”学生の皆様へ
まだ読んだことのない方は是非一冊、お持ちください。
読んだ後の御返却も歓迎です。
*大人の方もご興味がおありでしたらどうぞ”
こういうのに、心を打たれてしまう私は、、、
ボンヤリして、不覚にも、不覚にも、、、御朱印を戴くのを忘れてしまいました、、、
毎朝、本堂(国宝)での
<勤行>午前8時半〜9時、
<体験作務>午前8時〜8時半(簡単な境内清掃。参加は随意です)
底知れぬ不安な気持ちに苛まれる今、この日本で、
こうした活動の大切さを、しみじみと思います、、、
三日目の奈良、7,088歩、歩きました!、
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今回、ぜひ行ってみたかったところが、ここです!、
二日目にランチしたお店から、新薬師寺まで徒歩16分でしたが、
その途中にあるんです、、、
これは、もう、絶対、ゼッタイ、見たい!、行きたい!、
ところが、行ってみると、、、入り口が閉まっていました、、、
呆然としていると、通りがかった近所のお方でしょうか、
「今は定期的にしか見ることはできないみたいだけど、
この先の通りを左に入った所から、垣間見ることができますよ」と、教えて下さいました、

それが、この写真です、、、
国史跡「頭塔」を、
いつか、この目で間近に見てみたいと願いつつ、、、



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楽しかった奈良の思い出を書き記しておこうと、
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