町田版画美術館 長谷川潔展で至福のひととき ★
連日の猛暑、猛威を振るうコロナ、、、
基礎疾患ありのアラカンのおばさんは、引きこもっているのにもいい加減に耐えかねて、
・・・空いていて、涼しくて、広い所、、、
ふと思いついたのが、2009年に一度行った、車で30分の「町田市立国際版画美術館」
「だけど、今日、日曜日だよ、、、」
「でも、、、今日、行く!、もう、決めたの!」

長谷川潔展
― 日常にひそむ神秘 ―
(9/25迄)
「コップに挿したアンコリの花」

「野辺小禽」
作者を存じ上げずに、
ただ、非日常と涼を求めて行ってみたのですが、、、
そこには、、、

.

あまりにも静謐で、
息をのむほどの崇高な空間が拡がっていました、、、
「二つのアネモネ」
長谷川潔は、パリで活躍した銅版画家で、
フランスでは文化勲章、日本では勲三等瑞宝章を授与されたとのこと。
仏訳の「竹取物語」の、挿絵の数々に最も魅了されました。
撮影が許されている作品がいくつかありましたので、
うちのおじさんが、スマホでパチリ、パチリした写真です。
日曜日でしたが、広々とした館内に訪れる人はまばらで、
長谷川潔の163点もの多彩な作品を、ところどころのソファで休みながら、
じっくり、のんびりと鑑賞できました。
写真右手奥の映像コーナーでは、様々な美術ビデオが上映されていて、
興味を覚えた、銅版画のメイキング画像をチョイスして、
その複雑な気の遠くなるような工程に言葉を失いました。
長谷川潔は、1970年に数々の名作を共に生み出してきた摺師のケネヴィルが亡くなると活動をやめ、
日本に一度も帰国することなく1980年にパリの自宅でその生涯に幕を下ろしたのだそうです。
何とも、彼のお人柄が偲ばれるお話です、、、
ハイビジョンソフト(作品・作家紹介)が上映されている小部屋は、
他にどなたもいらっしゃらなくて、貸し切り状態で、
二人であれもこれもとおしゃべりしながら楽しみました、、、
企画展の観覧料は、一般800円ですが、
常設展は、入場無料です。
シルバーデー、タクシー割引、ウェブクーポン割引など、
詳細は、こちらのページから、、、
隣接する有料の駐車場は、三台がすでに待っていたので、
徒歩5分の無料の駐車場に停めました。
一階の喫茶「けやき」で、
軽井沢に本店がある「ミカド」の珈琲で、ひと休みして、
手作りの三角の楊枝ケースをひとつ戴きました。
「目の前は、大きなガラス越しに広がる芹ヶ谷公園の緑で、
障がい者の働く場として営まれる、正統派喫茶室です」
・・・・・・・・・・・・・・・・
猛暑にコロナに、侵略に、忖度に、賄賂に、、、
憂鬱なことばかりの毎日ですが、
まさに、日常をすっかり忘れ去って、別世界を楽しみました、、、
一歩外に出ると、あったかいなぁと思ってしまったほどに、冷涼な空気に包まれて、、、
ポカンとして、現実に戻れないままのおばさんは、
夕ご飯は、おじさんのお気に入りの、このラーメン を食べに行ったのでありました、、、
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