電気を使わない、まほうびん
®2011年4月にアップしたリユース記事です
3/11、地震のあと、まもなく長男が帰宅しました。
たまたま、うちの隣の駅のクライアントに呼び出されて、
会社から向かっていたところだったそうです。
すっかり動転している彼に、お茶をだしたら、
「・・・こういうときの熱いお茶って、ありがたいな、、、ほっとする、、」
電気は止まっていましたが、うちのポットは、電気を使わない魔法瓶なんです。
朝晩二回、笛吹きケトルでお湯を沸かしています。
夕飯の支度をするとき、朝沸かしたポットのお湯の残りを、鍋にあけて、
足りなければお水をたして、お菜をゆでたりするのに使います。
ポットには、また熱いお湯を沸かして入れます。
・・・、魔法瓶ですから、夏場は保冷にも使えます、が、
夏は暑いので、ポットもケトルもお休みします。
十年以上前に買ったときの、わたしのこだわりは、この三つ、
・ コードレスであること。
・ ステンレスであること。
・ 水量計がついていること。
それがこの、タイガーエアーポット「とら~ず」
こんなときですが、だからこそ、
ほっとできる時間を、大切にしたいと思います。
そのためにも、無くてもいいもの、大丈夫なものは、出来るだけ節約します、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 追記
まほうびんは、魔法ではありません。
魔法なんて、ないんです、、、
ずっと昔、子供の頃、家に電気ポットがやってきました。
いつもいつも、100度のお湯が押すだけで手に入る、
その便利さに、感動し、歓声をあげ、酔いしれました。
けれども、J・フォンダ主演のスリーマイルの映画「チャイナ・シンドローム」を観て、
どんよりとした恐怖と強い不信感に包まれるようになりました。
そして、チェルノブイリ、、、
あの高濃度に汚染された炉に、ランニング一枚で入っていく労働者たち、
人々が避難して、廃墟になった村、町、、、
いつも、100度のお湯が手に入る暮し、
あるいは数秒で手に入る便利な暮しが抱えるリスクに怯えるようになりました。
かといって、契約アンペアを下げるなんてこともできない、ヘタレのわたしは、
せめて、まあ、無くても大丈夫なものを、節約するようになりました。
それが、”原発事故”でも書いたようなことや、こんな地味なことです。
そうしながら、わたしは、まさか、自分が生きている間に、
こんな恐ろしいことがおころうとは思ってもみませんでした。
おとなしく黙々と働いていてくれた原発は、その恐ろしい牙をむき、襲いかかってきました。
悪夢であってほしい、、、けれども、これが現実です。
まほうびんは、湯の温度が時間とともに、下がります。
とくに、湯量が減ると顕著です。
ですので、少人数のご家庭は、1.1ℓとか、容量の少ないタイプをお勧めします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この世に、あれもこれもと、すべてを満たす完璧なものなど、ないのです。
何かを手に入れるためには、
何かを手放さなくてはならないのではないでしょうか、、、
何をチョイスするか、、、
それは、一人ひとり、
自分の暮らし方や、大切にしているもので違ってくると思います。
節電な夏は、こちらから、、、
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