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2022年5月 9日 (月)

絲山 秋子著 ”沖で待つ” ★


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内容(「BOOK」データベースより)
2005年 第134回芥川賞受賞 

仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。
そう思っていた同期の太っちゃんが死んだ。
約束を果たすため、私は太っちゃんの部屋にしのびこむ。
仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く芥川賞受賞作「沖で待つ」。
すべての働くひとに。


17年前の芥川賞受賞作です。
芥川賞って、新聞・雑誌掲載作品の、しかも純文学の短編集に受賞資格がある、そうで、
大衆文学に対して、純粋な芸術性を目的とする文学が純文学なのだ、そうです。

これだけで、もうすでによく分からない、、、ので、、、
芥川賞受賞作品は、滅多に手にしないし、読んでもよく分からないおばさんですが、、、
・・・いや、この本は、そんなおばさんにも、グッと来た!、

★★★★★


以下に心に残った一文を本文より転記します、








「俺は沖で待つ
 小さな船でおまえがやってくるのを
 俺は大船だ
 何も怖くないぞ」


「楽しいのに不思議と恋愛には発展しねえんだよな」
「するわけないよ。お互いのみっともないとこみんな知ってるんだから」








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コメント

この作品、は受賞直後に文芸春秋だったかな?小説新潮だったかな?あの分厚い雑誌・・・。それに受賞作品として掲載されたときに読みました。
芥川賞って、私もどちらかと言うとちょっと難解で(っていうのとはちょっと違うかなぁ、まさにきぬえさんがおっしゃるように、「読んでもよくわからない」って感じ)あまりストンと落ちるような作品には出会えないことが多いのですが、これは良かったです!

★ケリーちゃん、
まぁ、週刊誌に掲載されたときに?、
さすがです!

直木賞は面白く読めるのですが、本当に芥川賞は、、、よくわからないンです、、、
それでも、この本には、わたしも心を奪われました、(*^。^*)
・・・この頃では、直木賞より、本屋大賞をたのしみにするようになりました、、、

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