凪良 ゆう著 ”滅びの前のシャングリラ“ ☆
内容(「BOOK」データベースより)
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」
学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。
そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。
圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。
地球滅亡まで一か月という設定に、
最初は疑問符でいっぱいだった、が、
やがて、世界は秩序を失ってゆき、食べる物が次第になくなり、
街は悪臭と犯罪、暴力に満ちて、、、
荒廃した世界がそう遠くない将来のように思えてしまう、、、
いろいろなことを教えてくれた、この一冊に感謝、
★★★★☆
こころに残った一文を以下に本文から転記します、
この本の表紙絵の意味するところ、それは、、、
「そうなんやけど、まあそれは置いといて、こんなことになったのは人間が悪いからや、
せやから神様が罰を与えたんやて、おかんがもう毎日いいよんねん。
そのうち、俺もそうかなーって思い始てん。
だって人類滅亡とか、そんな悲惨なことできんの神様くらいやろ?」
「よう考えたら、俺らって単に気持ちがいいか気持ち悪いかで他の生き物殺しまくってんねんな。
それに環境も破壊しとる。地球はどんどんあったこうなって氷がとける。
今、気持ちよう過ごすために、
未来の子供らの首をじわじわ締めてるねんで、ておかんは言いよんねん」
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