伊吹有喜著 ”犬がいた季節” ☆
【2021年度 本屋大賞第三位】
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。
「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。
初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。
昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、
コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説。
昭和世代のわたしには、切なく、なつかしく、いろいろなことが思い出されました。
とくに、第2話の「セナと走った日」には、心躍りワクワクしちゃいました、
素敵な一冊、
★★★★☆、
以下に心に残った一文を本文より転記します、
明日がどうなるか誰にもわからない。
だから必死に学んで、これからこの手を変えてゆく。
生きているものの温もりを守る手に。
明日の行方は、この手でつかむのだ。
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