伊与原 新著 ”八月の銀の雪” ★
内容
耳を澄ませていよう。地球の奥底で、大切な何かが静かに降り積もる音に――。
不愛想で手際が悪い。コンビニのベトナム人店員グエンが、
就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。
会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。
その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……(「十万年の西風」)。
科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。
本は三か所の図書館で借りております。
導入部分でピンと来なくても、しばらく我慢して読んでいるうちに夢中になれる本もあり、
また、逆の本もあったりしますが、、、
このところ、辛抱しきれずに、途中で読むのをやめてしまうことがしばしば、、、
面白いと思えない本に時間を費やしたくないのです、が、、、、
それらがわりと、人気で話題の本だったりするのです、、、
それは、もしかして加齢のせいで、世間と自分がずれてきているのか、、、
そんな不安を、きれいさっぱり払拭してくれた一冊。
科学の世界の奥深さと楽しさ、わたしにとっての新しい世界の扉を開いて、
暗雲垂れこめるコロナ渦にあって、晴れ晴れとした心持にしてくれた素晴らしい一冊、
★★★★★
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