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2022年1月23日 (日)

“「生き方、一つじゃない」子どもに伝えて” ★


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深く考えさせられました、、、

”相次ぐ無差別の襲撃事件、社会学者・宮台真司さんに聞く”
朝日新聞(1/21)より一部を転記します。


人間関係が空洞化

人を殺せないのは、殺してはいけない理由があるからではない。殺せないように育つからだ。
そうした感情面の発達は、どんな人間関係の中で育ったかで決まる。

その成長環境が1960年代から90年代にかけて激減した。子供はそれまで、
①異年齢集団による外遊びで共通感覚を養い、
 見ず知らずでも互いを仲間になると感じる対人能力を養った。
②親や教員が与えた思い込みが、
 親戚のおじさんや近所のおばさんの「ナナメからの介入」で緩和された
③教室には団地・農家・商店・ヤクザなどの子が集い、互いの家を行き来していろんな生き方を学べた
④家族の外でも全人格的に扱われ、SNS のいいね!の数で代替できない尊厳(自己価値)を持てた 。

ところが、60年代の団地化で地域が、80年代のコンビニ化で家族が、90年代の携帯化で、
関係全般が、空洞化した。土地に縁のない「新住民」の不安から遊具撤去や校庭ロックアウトが進んで
外遊びが消え、地域が不信ベースになって親以外の大人との交流は消えた。
親と教員とネットと友人との希薄な関係だけが残った。

子は、親の自己実現のダシにされ、進学校に入れと尻を叩かれるが、
かつてと違って、その価値観の外が分からない。地元の公立で優等生だった子も進学校に入れば、
多くは教室で「ただの人」。自分を価値のない存在だと感じる。それで終わりではない。
疑似共同体であるのをやめた会社でも、希薄な関係の中で置き換え可能な存在で、
競争に負ければ「ただの人」。

だが、人の感情はこうした過剰流動性に耐えられない。
「死刑になりたい」「誰でもよかった」と本人が語る無差別な加害行為の背後に、
加害者自身が置き換え可能な「誰でもいい」存在として扱われてきたことによる怨念がある。
背景には、30年間続いていた絶えずクビに怯える非正規雇用化や、絶えずハブられること(仲間外し)
怯える SNS化もある。それをもたらしたグローバル競争とテクノロジー化は今後も確実に進み
「誰でもいい人」が量産される。


横道にそれていい
米国を筆頭に海外でも学校や宗教施設での銃乱射が目立つ。
加害者の背景にあるのは、、、

以下略

               上記 : 出典





 

 

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コメント

きぬえさん
おはようございます。土曜日はマンションの理事会でした。一回りして多分15年ぶりに役員になります。アップされた記事、ありがとうございます。土曜日から色々考えていたことがなんだか腑に落ちました。

最初にこの校区の子供会会長さんがうちのマンションにいらっしゃるのでお話がありました。
子供会の会員数が激減して以前の半分になっていることと、それに伴い月に一度の有価物回収で校区全部のマンションや家に子供会の数だけではまわって回収できないこと、しかしご高齢だったり体が不自由で門やエントランスまでしか出せない方もいると思うのでそれを把握したいとおっしゃいました。そして可能であれば各自集積場(すぐ近く)まで出して欲しいとのことでした。理事会にいる方は自分で持って行ってる方が多かったですが。
そのお母さんは、楽しいことがコロナ禍でできなくなって子供会の数が減ったけど、そして大変だけど、これは続けていきたい。子供たちが大きくなった時、振り返って絶対に子供たちの心に残るはずだからとおっしゃってました。お聞きしながら希望が持てました。

私は町内会とかかわる理事になりました。前回は遠距離介護中で夫が監査を一人でやりましたが、今回は私が少しでも地域のお役に立てたらと思います。

★もずさん、
少子高齢化、どこも同じような問題を抱えていて、
かつてのような活動を続けていくことが困難になっていますね、、、
時代に即応した活動の規模、形を変えていくときなのかもしれませんね、、、

今はどこにでもコンビニがあるので、お隣さんに頼る必要もなく、
地域のつながりは、たしかに鬱陶しい面も否めず、
それから逃れるために、当地に引っ越していらしたお方もかなりいらして、
そういうお方は、先ず、自治会には入られないです、、、

けれども、わずらわしさから逃れ、手に入れた便利さと引き換えに、
失ったものの価値にようやく気づき始めたのが、今のわたしたちのような気がします。


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