内田 英治著 ”ミッドナイトスワン” ★
内容
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙。
ある日、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることになる。
常に片隅に追いやられてきた凪沙は、
孤独の中で生きてきた不幸なバレリーナの一果と出会い、母性の芽生えを自覚するが…。
切なくも美しい現代の愛を描く、奇跡の物語。
映画『ミッドナイトスワン』の内田監督自身によるノベライズ作品。
トランスジェンダーに向けられる心無い差別や容赦ない侮辱、、、
すり減っていくばかりの暮らしにさした、ひと筋の希望、、、
映画を観ていない私の脳裏にくっきりと浮かびあがる、
やつれ果てた、凪沙、草薙君の姿が、、、涙で滲む、、、
★★★★★
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コメント
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私は映画→小説の順番でした。図書館で予約した本の順番が回ってきたのが今年の8月で・・・。
映画を先に観たことで頭の中に映像をよりリアルによみがえらせることが出来た上、映画では描ききれなかった登場人物の心の動きや端折られた事情とか、小説を読むことで「そうだったのか!!」って謎が解けて腑に落ちて、そんな点でもどちらも観て読んで良かったと思ってます。
きぬえさんも機会があったら是非映画もご覧になって下さいませ。本当に良かったです。
投稿: ケリーちゃん | 2021年12月10日 (金) 23:34
★ケリーちゃん、
映画もぜひ見てみたいです、(*^▽^*)
草薙君を見てみたいのです、、、
映画も本もすごい作品だと思います。
LGBTを病気だと思っている人がまだまだいらっしゃいますが、
人知れず苦しんでいるお方のことを、そのつらさをかなしさを、
ひとりでも多くの方に知って頂きたく強くつよく、願います。
仲良くしているお方の娘さんのひとりがLGBTです。
その関係の本をたまたま持っていたわたしにポツリと、
「うちの○○が、、、今初めて、言っちゃった、でも、誰にも言えないの、、、」
思わず、「誰にも言わなくていい!」
理解できない人、知ろうともしない人がたくさん、たくさんいる現実、、、
自分の親兄弟が、子供が、孫がLGBTかもしれません。
差別なんかつまらないことをしてる場合じゃないンです、、、
ひとりでも多くの方に、映画でも本でも、こういう作品を見知ってほしく願います、、、
投稿: きぬえ | 2021年12月11日 (土) 09:54