藤袴と、旅する蝶”アサギマダラ”
®
かつては、河原などに群生したけれど、今では自生地が減少し、準絶滅危惧種に指定されている、
秋の七草のひとつ、藤袴(フジバカマ)を、真知子さんに分けて戴きました。
『乾燥させると香気があり、香水の代わりや薬用にも用いられることがあります。
中国では「香水蘭(シアンシュイラン)」と呼ばれ、匂い袋として用いられ、
日本では奈良時代に、薬草として利用されていたそうです。』
出典
桜餅のような香りのこの花と、1000キロ、2000キロと旅をする蝶の素敵なお話しが、
11/3の朝日新聞、ひととき欄に掲載されていましたので、
以下に転記します、、、
(ひととき)旅する蝶の誘惑
旅する蝶、アサギマダラを知った時、旅をする蝶なんてどんな蝶なんだろうと思った。
あんな小さな体で旅をするなんて、どんな神秘的な蝶なんだろうと、魅せられてしまった。
アサギマダラの好物の藤袴(ふじばかま)の花を求めて、園芸店へ行ったがなかった。
花が大好きで色々な種類を植えている友人に聞くと「あるよ」と言われ、
アサギマダラに会える予感がした。
秋の終わりに植えて、春になり新芽が出ると
「アサギマダラを呼んでね」と言いながら、毎日水やりをした。
夏はバケツで思いきり水をかけてあげた。秋になると大きく成長し、花が少しずつ咲き始めた。
同時に隣に植えていた金木犀の花も咲き始め、
アサギマダラに花の匂いが分かるか心配になってきた。
新聞やテレビでこの蝶が報道され始めた頃、藤袴の花を見るとアサギマダラがいた。
1羽、2羽、入れかわり立ちかわりやってきた。そっと見に行くと、羽を1枚に折りたたんで、
うっとりとした表情で優雅に蜜を吸っていた。
気配を感じるとぱっと舞い上がったり、また、舞い降りたり。
私は一日中、眺めていた。来年は藤袴の花をもっと増やそう。
(山口県周南市 阿部礼子 無職 69歳)
2007年11月にアップしたリユース記事です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

元モデル仲間の悦子のお庭に来た、
マーキング入りのアサギマダラ
お庭に来てくれたこと、
そして、見事に写真に収めたこと、
これって、すごいことじゃない?



« 仲町台 駄菓子屋 さかえや ★ | トップページ | 横浜うかい亭で、秋のランチ♪ »
「草花」カテゴリの記事
- 雨の少ない日々に、、、(2025.02.24)
- 私の誕生日プレゼントは、、、(2024.12.28)
- 琉球系の青紫の朝顔と、びわ葉の焼酎漬け(2024.09.20)
- 庭の青じそが、、、(2024.08.17)
- 栄養豊富なスーパーフード、桑の実と、、、(2024.06.01)
こんにちは
周南市は同じ県内ですね。
私の住んでいる地域でもアサギマダラの姿を見ることができます。
こんな蝶が海を越えて飛ぶのか?と驚きますが、船に乗っている時も、
昆虫が飛んで来たりするので、思う以上にたくましいのかもしれませんね。
ちなみに、関門海峡の中には、渡り鳥が飛来して立ち寄る場所があったりします。
では、
投稿: たかむがんば | 2017年11月11日 (土) 17:31
そうでしたか、この蝶をご覧になれるのですね、、、
わたしは、観たことがあるような、ないような、、、(^^ゞ
あんなに軽くて小さな体で、
1000キロも旅する蝶、、、
なんだか、ファンタスティックですよね、、、(*^。^*)
投稿: きぬえ | 2017年11月12日 (日) 08:35