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2021年10月 7日 (木)

ジョン・キャリールー著 ”BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相”★


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【内容】
・なぜ人々は虚飾まみれの女性CEOに騙されたのか?
・アメリカ中を騒がせた今世紀最大の詐欺事件

「エンロン」以降、最大の企業不正が行われた血液検査ベンチャー「セラノス」事件。
ジョージ・シュルツ、ヘンリー・キッシンジャーなど百戦錬磨の大物たちは
なぜ若きCEO、エリザベス・ホームズに騙されたのか!?

「ショッキングな結末を迎えるサスペンス。ページをめくる手がとまらない。
 ―セラノス事件の内幕は、信じられないほど、ひどい」ビル・ゲイツ

 

「指先からとる1滴の血液で、あらゆる病気を調べることができる!」
革新的な血液検査の技術を発明したとして、アメリカのメディアから
『第二のスティーブ・ジョブス』ともてはやされたエリザベス・ホームズ。
だが、彼女が率いたバイオベンチャー「セラノス」の内幕は、
過剰な野心、傲慢さ、虚言、パワハラが渦巻いていた。

現代社会の様々な側面が凝縮したシリコンバレー発巨大詐欺事件の全容を、
敏腕記者が地道な取材で証言を積み重ねながら、暴いていく。



ブロンドに黒のタートルネックに真っ赤な口紅、メディアの寵児だったエリザベス。
信じられないほどのお粗末なトリック、社員を監視して脅迫し、
評価額は一時9千億円を超え、頂点を極めた、、、
そんな彼女の虚構を、恫喝に屈せずに暴いてゆく新聞記者の緻密な取材、、、

もちろん、ITのことも、医学のことも、専門的なことはさっぱりわからない、、、
それでも、そんな、おばさんでも、読み始めたら止まらない面白さ!、
やっぱり、アメリカ!、良いも悪いもスケールがゼンゼンちがう!、


★★★★★


以下に心に残った一文をほんの少しだけ、転記します、



 



元国務長官のキッシンジャー、シュルツと、元合衆国国防長官のマティス、
元国防長官のウィリアム・ペリー、元上院軍事委員会委員長のサム・ナン、
元海軍大将のゲイリー・ラフヘッドが名を連ねていた取締役会。
いずれも並々ならぬ経歴を持つ超大物で、彼らの存在がセラノスのお墨付きになっていた。

 

「セラノスのやり方は、バスを組み立てながら運転しているようなものだ。いずれ死人が出る」


すべてを操っていたのはエリザベスだった。
彼女は会う人会う人を次々と手玉に取り、自分のいいように動かしていた。
エリザベスの魅力と知性とカリスマの虜になった人は数知れない。


良心が欠落した人、または良心をほとんど感じない人をよく「ソシオパス」と呼ぶ。
エリザベスが医学用語で言うソシオパスかどうかは心理学者に判断してもらおうとして、
彼女の道徳感がひどく歪んでいるのは間違いない。


さまざまな匿名の情報提供者の助けなしには、この本は存在し得なかった。
タイラー・シュルツのように、その後身元を公開して報道に協力してくれた人もいる。
一方で記事に出てくれたり、匿名で話をしてくれた人たちもいる。いづれの情報提供者も
法的リスクとキャリアのリスクに直面しながら、意を決して私に話をしてくれたのは、
ある一つの大切なことが気にかかっていたからだ。それは、
セラノスの血液検査の過誤によって被害を受けるかもしれない患者を守りたいという気持ちだった。
彼らの誠実さと勇気に、永遠の感謝を送りたい。この物語の真のヒーローは彼らである。


・・・・・・・・・・・・・

 

訳者あとがき

「ユニコーン」とは企業価値が10億ドル(およそ1200億円)を超えるには上場企業を指す言葉だ。

エリザベス・ホームズはスタンフォード大学を2年で中退して、
200319歳で血液検査機器の会社を創業する。
彼女は「たった一滴の血液であらゆる種類の検査を可能にする」というビジョンと熱意で
周囲を巻き込み、2014年にセラノスの企業価値は9000億円を超えて当時のシリコンバレー最大の
「ユニコーン」として話題になった。株式の過半を所有していたエリザベスは、
自力でビリオネアになった最年少女性として多くのメディアに取り上げられた。










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読書(あ~さ)」カテゴリの記事

コメント

めちゃくちゃ面白そう!!!
読みます!!!

★えびふらいさん!
めちゃくちゃ面白いです!、
ぜひ、読んでみてください!!!

・・・わたしは、難しいところは、飛ばして読みました、、、(^^ゞ

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