砥上 裕將著 ”線は、僕を描く” ☆
内容
2020年本屋大賞第3位!、
小説の向こうに絵が見える! 、美しさに涙あふれる読書体験
両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、
アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。
なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。
それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。
ほぼ無縁な水墨画の世界にぐいぐいと引き込まれていく、、、
エンディングに近づくにつれて、ややペースダウンしたものの、、、
だがしかし、クラシックに無知なわたしを夢中にさせた ”蜜蜂と遠雷” のように、
この水墨画の筆遣いたるものは、どんなものなのか、ぜひに見てみたい、、、
ここまで、絵心のある著者は、いったいどんなお方なのか、、と、調べてみると、、、
・とがみ ひろまさ
小説家、水墨画家
やっぱり、、、で、なければ、これは到底書けない、、、
そのタッチは、、、
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