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2021年8月13日 (金)

三越の包装紙 「華ひらく」



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子どもの頃は、この包装紙を見るたびに、ヘンなの~って、思ってました。

・・・アメーバとか、ウルトラQみたい、、、

それが、長じてから、なんか、ちょっとちがうのかもと思うようになったのです。
だって、ひとめで、「三越」って分かる、これってすごいことですもの。

シンプルでやさしくて、力強い、並ぶもの無き、唯一無二のデザイン。

最近になって、こんなお話を聞いてから、さらにその思いは強くなりました。
それは、、、











これを、デザインしたのは、
画家の猪熊弦一朗氏。

 出来上がった作品を受け取りにいったのは、
 当時三越宣伝部の社員だった漫画家、やなせたかしさん。

 抽象的なデザインの赤い切り抜きが白い紙にテープで仮止めされただけのデザイン画には、
 やなせさんも驚いたものの、
 商品を包んでみるとそれこそ花が開いたようにぱっと明るくなるのを見て
 「さすが猪熊画伯」と感心したそうです。
 
 ・・・
 その後、やなせさんの手で「mitsukoshi」のロゴが書き入れられ、
 現在に至るまで半世紀以上もの間、三越のシンボルとして愛されてきた「華ひらく」。

 
                               出典 : ガジェット通信



 体調を崩していらした画伯が、海岸で荒い海に打たれながら転がっていた海辺の石を目にして、
 
「これだ」と閃き、美しい形のものを選んで、それを拾って帰られたのだそうです。
 つまり、あの「簡単な」、だからこそ飽きのこないデザインの発想の基は、
 散歩の途中で拾った石だったのです。

 
                           出典 : クウネル 文 小野郁夫
 




              ® 2015年にアップしたリユース記事です






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