(経済気象台)"この牛刀はバランスを欠く"
12/1、朝日新聞より、以下に転記します。
内閣府が発表した報告書「世界経済の潮流」は、新型コロナウイルスの感染拡大による
世界経済への影響は「スピードと深さ、国際的な広がりの速さで、
短期的には大恐慌やリーマン・ショックを上回るほどのショック」と評した。
先進国・途上国問わず巨額のコロナ対策費を計上し、感染予防と経済回復に必死だ。
日本の対策規模は他国と比べて異常なほど巨額だ。
感染者数が世界最大、1,200万人を超える米国が対GDP比15%、
100万人超のドイツ、イタリアが同30%台なのに、
感染者数14万人の日本は総額233・9兆円、対GDP比は主要7カ国(G7)で 最高の42%だ。
非常時に国が借金してでも経済を下支えすることは否定しない。
だが、モノには限度というものがある。優先順位づけも費用対効果の判断も必要なはずだ。
医療は崩壊の危機に瀕しているというのに、感染症対策は国民の努力と自粛を呼びかけるだけ。
不要不急の外出自粛という一方で旅行に行ってください、外食してくださいと旅行券や食事券を配る。
口では「医療と経済のバランス」と言うが、実のところ政府は経済しか見ていないのではないか。
さらにいえば困窮しているのは旅行業会や飲食業界だけではない。
一番打撃を受けているのは、、、
以下に続く、、、
一番打撃を受けているのは社会の最も弱い人たちだ。
10月の女性の自殺者数は速報値で851人と前年同月比8割増となった。
気がつけば、日本の感染者数はとうに韓国を超え、ついに中国をも上回った。
経済活動の維持といって特定業界に金をばらまくだけでは、
ウィズコロナ、アフターコロナの世界は描けない。
どう考えても日本政府のやっていることはバランスを欠いている。(呉田)
◆この欄は、第一線で活躍している経済人、学者ら社外筆者が執筆しています。
写真は、2012年京都旅行にて、、、
晴れやかな気持ちで旅を楽しめる日が来るのを、たのしみに、、、
12/2 朝日新聞より
GO TO「ほとんど評価できない」とした、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、
「国にお金をもらってレジャーをするより、困っている人を助けないといけない。
お金の使い方が違う」と話す。
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