« ”情報化の大波 遅れ挽回、広い視野で” | トップページ | きょうの料理 ”黒酢酢豚” ★ »

2020年9月24日 (木)

思い出しては、笑っちゃう、おはぎの思い出


2094_report_title_680

®
ずっとずっと昔、私がまだ幼い子どもだった頃、
今は亡き父に連れられて、父の田舎、図師へ行った時のことです。

のんびりとした、うららかな日和、
大きな茅葺屋根の家に広い庭、典型的な農家の黒光りする縁側に座っていたのは、
その家のおばあちゃんと、父と私の三人。
白髪の
おばあちゃんは、、、











おばあちゃんは、私の手首をむんずとつかんで引き寄せると、
手のひらに、どっしりと大きなおはぎをのせてくれました。
ひ弱な団地っ子のわたしは、
素手にこんな、べたべたする食べ物を載せられたのは、生まれて初めてで、
びっくりして、どうしたらいいのか、呆然とするばかりでした・・・


・・・そして、とにかく、食べるしかないんだ!、、、と思い定め、
必死の思いで、その巨大なおはぎに少しずつ、取り組んでいきました。
かなりな時間をかけて、やっとのことで、そのおはぎから解放されそうになり、わたしは次に、
このあんこでベタベタになった手を、どうしたらよいのか、考え始めていました。


舐めてきれいにするべきなのか、、?
そのままにしておくべきなのか、、?
どこかに手を洗いに行くべきなのか、、?、
・・・そうだ!、裏に、井戸があった、、、!


・・・と、次の瞬間、またしても、手首をつかまれたかと思うと、
ぐいっと引き寄せられ、
第二弾の巨大なおはぎが私の手のひらに、、、、、、、、


この後、どうなったのか、どうしたのか、その時の、あまりのショックに、
私の記憶はここで、ふっつりと途切れています、、、

それにしても、あのベタベタの手をどうすればよかったのか、
どなたかどうぞ、教えてください、m(_ _)m

                    ® 前にもアップしたことのあるリユース記事でした



 おいしそうなおはぎの写真は、「甘味おかめ」さんより、お借りしました、









« ”情報化の大波 遅れ挽回、広い視野で” | トップページ | きょうの料理 ”黒酢酢豚” ★ »

 スイーツ」カテゴリの記事

コメント

素敵で楽しい記憶ですね~!もう、思わず笑ってしまいました^^。私も田舎出身ですが、手におはぎを載せられたことはありません。重箱にい~っぱいつまったおはぎ(というか”ぼたもち”)をお箸で食べました。大きさはやっぱり、最近見かける東京サイズの3倍は余裕であります。あんこのついた手は、どうすればよかったのか・・・私も気になります(^0^)。

やっぱり、ぺろぺろと綺麗になめるのが正解でしょうな~
目玉焼きを食べる時、お皿に付いた黄身、、、やっぱりぺろぺろ犬のように舌で舐めます、、、、
皆様は?

それは、舐めるしかないね~~。
ダイナミックな おばあちゃんだね。

★riezonさま、こんにちは♪
笑えるでしょう?、(^o^)
それにしても、こういう不衛生な、プリミティブな慣習が失われたこの頃から、
日本人の体はどッか、おかしくなり始めたような気がします・・・(-.-)


★ナベショーさま、
やはり、舐める、が正解でしたか~!
そういえば、長男が小学生だった頃、友達のタクヤ君のお母さんに聞いた話、・・・
ある日、タクヤ君が小学校で給食をきれいに食べたのでペロリン賞をもらい、
しかも、”俺、皿をペロペロ舐めてきれいにしたんだ!”

がっちりした体にマッシュルームカットのベビーフェイスのかわいいタクヤ君が
お皿を舐めている様子を想像しただけで、
”もう~、あたし、学校いかれないわ~”と嘆く彼女を尻目に、
大爆笑のわたしでした・・・(^^ゞ


★mieko,
やっぱり、舐めるしかないか~、
こういうおばあちゃんって、いなくなっちゃったよね・・・


私もやっぱりなめる!
おいしいものがついてるお皿は今でもなめたいという衝動にかられます。
洋食だと残ったお皿の上のものはサラッとパンでこそぎとれるのにね。
それにしてもつやつやの髪の女の子が縁側で大きなおはぎを手にして困っている姿が目にうかびます。
こっちゃんの言うとおり、今はきれいきれいにしすぎるよね。
これじゃあ、よその国なんていかれない。
人間、かなり頑丈にできてるって思っているけどね。
つり革もつかまるし、便座にも平気ですわっているけれど、
別に今のところなんともないよん。
じゃあまたね!
おはぎ、食べたい!!

★bigmomさん、
そうなんだよね~、洋食だとパンでね、上品にできるのに・・・(..)
外国に行くと、びっくりするよね、(@-@)
ン十年前に、香港で、前の人のコップの水を通りにジャって撒いて、
そこにポットでお水入れてくれたときは、飲めなかった・・・(>_<)

でも、バリ島のビーチで屋台のラーメンを
前の人のお碗の残りを浜にぶちまけてに、そこによそられた時は、
場の雰囲気かな~、食べちゃったけど、・・・(^o^)
やっぱり、日本人は、こういうのは一緒になってマネしないほうがいいと思う。
食器から、うつる病気もあるし・・・、(>_<)
ゼンゼン、大丈夫なプリミティブな人も、たまにいるけど・・・


きぬえさんはやっぱり文章がほんとにうまい。
情景が目に浮かんでくるもの。
映画のワンシーンのようだわ。
幼いころの思い出もこんなふうに心の中に
綴られているとしたら宝物だな~。

ahbonさん、
ありがとうございます~!!!、
でも、それは、きっと、、
ahbonさんと、わたしの価値観や美意識が重なっているからだ、、と思います、(^-^)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ”情報化の大波 遅れ挽回、広い視野で” | トップページ | きょうの料理 ”黒酢酢豚” ★ »

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
無料ブログはココログ