住井すゑ著 "橋のない川” 全七冊 ★
この本は、わたしの人生で文句なく、第一番の本です、、、
8/24、朝日新聞に、著者の未公開日記が、茨木県牛久市の旧宅から発見されたとありました。
『川をへだてて、どうしてもあなたのそばに行けぬ苦しい苦しい夢を見た』
以下は、2009年にアップしたリユース記事です、、、
内容(「BOOK」データベースより)
級友が私だけを避け、仲間はずれにする。
差別―その深い罪について人はどれだけ考えただろうか。
故なき差別の鉄の輪に苦しみ、しかもなお愛を失わず、
光をかかげて真摯に生きようとする人々がここにいる。
大和盆地の小村、小森。
日露戦争で父を失った誠太郎と孝二は、
貧しい暮しながら温かな祖母と母の手に守られて小学校に通い始める。
だがそこに思いもかけぬ日々が待っていた。
もう、十年位前に読んだ本です。
牛久沼と、聞いただけで、胸が切なくなります、、、
先日、テレビで生前の著者、住井すゑさんを拝見しました。
"橋のない川"、この本は、わたしの人生で文句なく、第一番の本です、
被差別部落、、その陰険さ、、その理不尽さ、、、
口惜しさに、苦しさに、悲しさに、、、
これほど、涙を流した本は、ありません。
★★★★★
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きぬえさん、おはようございます♪
「破戒」は読んだことあるのですが、お恥ずかしながら「橋のない川」読んだことがないので、今度絶対読みます!
読みたい本がたくさんあって、積読になってますよ(汗)
不条理な差別がこの世からなくなると良いですね。
投稿: 菜の花 | 2009年8月18日 (火) 08:19
菜の花さん、
この本は、、
打ちのめされます、、、
滂沱の涙、涙、涙でした、、、(:-:)
投稿: きぬえ | 2009年8月18日 (火) 09:19
私も読んだ。
感想はきぬえと同じ♪
私達の年代って、ある時期「不幸」が美しく見えたりしなかった?
高校生の時「悲恋」に憧れてフランス小説にハマッタもの(笑)。もう悲しくて、悲しくて・・・泣くんだわ。
でも、そんな自分が好きだったりしちゃって・・・若かったわね~(爆)
青春の門もそうだったけど長編って2度は読めないな。
投稿: みえこ | 2009年8月19日 (水) 06:52
やっぱり、もう、読めないよね、、、
わたしには、不幸が美しくは思えないの、、、
ただ、ただ、辛くて、、、(:-:)
青春の門って、読んでないんだけどよかった?、
投稿: きぬえ | 2009年8月19日 (水) 08:44
「青春の門」を読んだのは20代なのね。
ちょっと石坂洋二郎 ちっくだから若い時に読んだほうが感動するけど、私は途中ダレた。
“青い”世代は面白いと思うけど、今の若者には受けないかもね、、、
投稿: mieko | 2009年8月21日 (金) 08:16
ありがとう!、
石坂洋二郎路線なのね、、、
そういってもらえると、分かりやすい!、
若いとき、わたしも好きでよく読んだわ、、(^-^)
投稿: きぬえ | 2009年8月21日 (金) 08:37
つい最近、住井すゑさんの書斎を訪問しました。里山のあちこちには、たくさんの彼岸花がさいていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/galleryimozuru/60339758.html
投稿: galleryimozuru | 2009年10月 3日 (土) 23:48
"金輪際 ただ一輪の曼珠沙華”、、
これは、どなたかが、住井さんに送った歌では
なかったでしょうか、、、
とにかく、素晴らしい方、でした、、、
投稿: きぬえ | 2009年10月 4日 (日) 09:00