東山彰良著 ”夜汐”
『内容紹介
おれの命は、おまえのもんだ。
文久三年。やくざ者の蓮八は、苦界に沈んだ幼馴染み・八穂を救うため、やくざの賭場から大金をせしめた。
報復として蓮八に差し向けられたのは、凄腕の殺し屋・夜汐。
京で新選組の一員となり、身を隠すことにした蓮八だが、ある日八穂からの文を受け取る。
帰ってきてほしい……その想いを読み取った蓮八は、新選組から脱走することを決意。
土方や沖田からも追われながら、八穂の待つ小仏峠に向かうべく、必死で山中を進む。
だが、夢で蓮八に語りかけ、折りに触れ彼を導くのは、命を狙っているはずの夜汐だった――。
逃れられぬ運命の中でもがく人々、もつれ合う“志”。』
時代は尊皇攘夷、新撰組の沖田総司をも描きながらの、切ないロードムービー、
★★★☆☆
著者の作品では、
作家の北方謙三に「20年に1回という素晴らしい作品」と言わしめた、
直木賞受賞作、“流” が、ダントツにおすすめです!、
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