平野 啓一郎著 ”ある男”
★2019年本屋大賞第五位入賞!☀
『内容(「BOOK」データベースより)
彼女の夫は「大祐」ではなかった。夫であったはずの男は、まったく違う人物であった…。
平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説。
たくさんの登場人物が絡みあう複雑なストーリーに、
途中で迷子になってしまった、けれども、、、
最後は、、、涙が止まりませんでした、、、
面白かった、、、
「マチネの終わりに」、読んでみようっと、、、(^-^)
以下に心に残った一文を転記します、↙
わたしの人生のモットーは、“三勝四敗主義”なんです!
・・・
わたし、こう見えても、ものすごい悲観主義者なんです。
―――真の悲観主義者は明るい!っていうのが、わたしの持論なんです。そもそも、良いことを
全然期待してないから、ちょっと良いことがあるだけで、すごく嬉しいんですよ。」
・・・
みんな、この世界の評価が高すぎるんですよ。願望ですよ、それって。
だから、人が不幸になっても、本人が悪いって責めるし。自分の人生にも全然満足できないし。」
ともかく、彼女は、文学が息子にとって、救いになっているのだということを、初めて理解した。
それは、彼女が決して思いつくことも、助言してやることも出来なかった、
彼が自分で見つけ出した人生の困難の克服の方法だった。
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