災いを無くす、インドの石けん、むくろじ
®
うちの近所の、ムクロジの大木です。
『無患子=災いを無くす種子、ということで、
無病息災・厄除けのご利益のある木として、寺社の境内に植えられることもあります。
無患子・無患樹・木患子、”子が患うことの無い樹”の意味を持ちます。』
このムクロジの木の実は、驚くべきことに、、、
『学名は、Sapindus mukurossi。
“Sapindus”とはラテン語で「インドの石けん」という意味。
果皮に約10%の化学物質サポニンが含まれているため、水に溶けると石けんのように泡立ちます。
平安の昔には灯明の煤(すす)汚れもよく洗い落とすことから、
石けんとして洗濯や洗髪に用いられ、公家屋敷には多く植えられていました。』
『お釈迦さまは、、、
「もし、煩悩・業苦を滅し去ろうと欲するなら、ムクロジの実、百八個を貫き通して輪を作り、
それを常に持って行住坐臥に渡って一心に佛法僧三宝の名を唱えてムクロジの実を一つ繰り
また唱えて実を一つ繰るということを繰り返しなさい。
そのようにするならば、煩悩・業苦が消滅し功徳が得られるであろう」と説かれたそうです。
百八個の繋げられた「ムクロジの実」で作られた輪は「お数珠」と呼ばれ、
「数珠は身を守る」とされるようになりました。
お釈迦様は自ら百八個を繋いだ数珠をお作りになり、
薬師如来、大日如来、そして十大弟子にお配りになりました。』
黒い種子は非常に硬質でよく弾むことから、日本では羽根つきの羽球としてお馴染みです。
(きれいな羽根の写真は、こちらから、お借りしました、、、)
以上、『』内はネットから、引用しましたが、
三十年前に、このお話を教えてくださったのは、、、このお方でした、、、
そのとき、、、
そのとき、拾ったこの実の皮を、水道水の下でこすると、
本当に石鹸のようなきれいな泡が、ふわぁっとたち始めたときの驚きと感動が、
まるで昨日のことのように、あざやかに蘇ります、、、
(この写真は小さな瓶に果皮とぬるま湯を入れてよく振って撮りました)
・ 一枚目の木の写真は、11月中旬に撮影
®前にもアップしたことのあるリユース記事です
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難しい名前が意味する奥深いお話し
師走にぴったりです。
博学になった気分です。
それで、
何処にあるの、むくろじの木?
投稿: おばさん漁師 | 2014年12月 6日 (土) 10:41
ムクロジの木は、角のガソリンスタンドを、
地下鉄の駅のほうにダラダラ坂をおりてゆくと、その途中(右側)にあります、(^-^)
小さな赤い鳥居とお地蔵様が目印です。
種は、春先のほうが沢山拾えると思います、
その頃に、、、(*^_^*)
投稿: きぬえ | 2014年12月 7日 (日) 21:48
ある、ある、大きな木!
早速、会いに行ってきます。
投稿: おばさん漁師 | 2014年12月 8日 (月) 07:52
そこには、こんな小さな木もあります、、、
http://kinue-m.cocolog-nifty.com/17/2009/10/post-4a61.html
投稿: きぬえ | 2014年12月 8日 (月) 08:30