今村夏子著 ”星の子” ☆
『内容紹介
主人公・林ちひろは中学3年生。
出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、
両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。』
第39回 野間文芸新人賞受賞
2018年本屋大賞第七位受賞、
宗教団体にはまり込んでゆくひとつの家庭の内幕が、淡々と語られてゆく。
次第に引き込まれ、本を置くことができないまま、終わりが見えないまま、残り少なくなってゆくページ。
そして、、、オチがないままに物語は終焉を迎える。
それなのに、静かなそれでいて、深い感動を与えてくれる稀有な一冊。
★★★★☆
東京ガールズコレクションの仕掛け人としても知られる佐藤典雅氏は、
ロス、NY、ハワイ、東京と9歳から35歳までエホバの証人として教団活動していた。
信者の日常、自らと家族の脱会を描いた、宗教団体の内幕本、
”ドアの向こうのカルト”、忘れ得ぬ一冊です、、、
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