関宿散策 (にっぽん丸紀行、津港初寄港)
にっぽん丸紀行、東海道関宿散策へ、、、
東海道五十三次の宿場町として、参勤交代やお伊勢参りの拠点として栄えた「関宿」は、
国の重要伝統的建造物群保存地区や日本の道百選に選ばれた観光地。
ここより先(西側)は一般の古い町屋が続く住宅街です。
時間に限りのあるわたしどもは、東側の観光地エリアに赴きますが、江戸時代に
タイムスリップしたかのようなフォトジェニックな通りをのんびりと散策してみたいものです。
小万の仇討ち物語とは、
この會津屋(旧旅籠山田屋)で育った小万が、
女の身でありながら父の仇討ちを果たした物語。
「地産地消」と「手作り」を心掛ける、會津屋で戴いた、
山菜おこわは、、、
店頭で200円で販売していたのを購入した所、お席でお茶を出して下さいました、
ごちそうさまでした!、
この大正時代のかまどに薪をくべ、地下水を使って蒸す山菜おこわは、格別でした!、
あんまり美味しかったので、滋賀県唐戸川産の原木の干し椎茸を購入、
メインエリアを歩行者天国にして、津港に初寄港した、にっぽん丸を歓迎して下さいました。
当日は、生憎の小雨模様でしたが、
通りには、法被を着たガイド役の町の人が、あちらこちらに、、、
銘菓「志ら玉」の前田屋
北海道産小豆で作ったこし餡を上新粉の生地で包んだ素朴な生菓子で、
砂糖を少なくして甘さを抑えたあっさりとした味わい。1個90円(税込)
おいしかったので、お土産にと思いましたが、賞味期限が三日程と伺い残念ながら諦めました。
昭和59年に、重要伝統的建造物群保存地区に指定されたとはいえ、
たいていこの手の街並みは、新しい建物が虫食い的に入っているのが普通なのに、関宿では、
約1.8キロの間に、古い町家が200軒ほど残っていることに、ただただ、驚き感動しました、、、
慶応元年(1865年)創業の、伊勢茶問屋 かねき伊藤彦一商店
『当店は伊勢茶の産地問屋であること、また自社工場で製茶加工していることにより、
流通コストを抑えたリーズナブルな価格でお茶を提供することができます。』
珈琲よりも紅茶よりも日本茶好きの私が、買ってみたのはこの三つ、、、
『百年乃茶
日本茶AWARD2018で、「百年乃茶2018ver.」が審査員奨励賞を受賞!、
樹齢百年を超える茶の樹から出来たお茶です。一粒のお茶の種から育てられた「在来種」茶葉100%。
野性味ある「むかし」の茶、自然のエネルギーが詰まった長寿の茶です。
(50g 800円)』
『伊勢茶の極み 天下一
当店で一番人気の煎茶「天下一」。南勢産の中蒸し煎茶と、北勢産のかぶせ茶をオリジナルの比率で
ブレンドし、茶葉の香気を引き出した、香りと甘みと苦みと渋みとが渾然一体となった自慢の逸品です。
熱めのお湯で手軽に淹れても、湯冷まししたお湯でじっくり淹れてもおいしく、違う味わいが楽しめます。
淹れ方の目安、80℃、1分 (湯温が高いときは短めにします)
冠茶(かぶせちゃ)とは、お茶を摘む少し前の時期に、1週間から10日間ほどカンレイシャと呼ばれる
黒い覆いをして太陽光を遮ることによって、お茶の旨み成分を増やしたお茶です。
水色(すいしょく)がきれいな緑色で、甘み(旨み)がきわだっています。
(100g 1,080円)』
『くき茶ほうじ 花
茎茶(かりがね)を主な原料とし、浅炒り仕立てで焙煎したほうじ茶です。
一番茶のみを使用しておりますので、味、香り共に、しっかりと感じることができます。
春に刈り取った一番茶を原料としていますので、沸騰したての熱湯で淹れると渋みが強く出ます。
ポットのお湯(90度くらい)でさっと淹れて、くき茶ほうじの独特の香りをお楽しみください。
(100g 760円)』
上記『』内 HPより出典
にぎやかな商業施設がひしめき合う観光地とは、一線を画しています、、、
古民家ゲストハウス、旅人宿 石垣屋
「一泊素泊まり(相部屋寝袋持参)、2,500円~個室(ふとん貸出込み)、4,500円」
関宿を代表する大旅籠のひとつ玉屋の、宝珠の玉をかたどった美しい虫籠(むしこ)窓
・・・そして、、、カメラ小僧を待っているさえないおばさん、、、
にっぽん丸の乗客にと、亀山みそ焼きうどんがふるまわれました、
なんと、380食も!、
町の人々が皆様とても温かく心も体も温まりました、ごちそうさまです!、
創業三七〇年、江戸時代から続く老舗、銘菓「関の戸」の深川屋
「瓦屋根の着いた立派な庵看板は、表と裏があり、
看板の文字は、京都側が漢字、 江戸側がひらがなになっていて、
旅人が向かう方向を間違えないための工夫だといわれています。」
旧落合家住宅では、お茶とお菓子がふるまわれました。
「銘菓「関の戸」は、赤小豆のこし餡をぎゅうひ餅で包み、
阿波特産の「和三盆」をまぶした、一口大の餅菓子です。」
・・・このかわいいお湯呑みも、お土産に戴きました、
「関の戸」に石臼でひいた亀山茶の粉末茶をまぶした「お茶の香 関の戸」を、お土産用に購入
反り屋根とは正反対のカーブを描いている、丸みを帯びた、むくり屋根
『反り屋根は中国や大陸から伝来された、いわば輸入された建築様式ですが、
一方、むくり屋根は日本独自に発展してきた屋根の建築様式といえます。反り屋根独自の曲線が、
格式や荘厳を表現しているのに対して、むくり屋根は、低姿勢、丁寧さを表現しています。
日本人独自の精神性が浸透して、むくり屋根は日本の身分制度にも影響を与え、
商人の家屋に積極的に取り入れられたと言われています。
現代でむくり屋根が見学できる代表的な場所は、「桂離宮」です。
むくり屋根はその外観の美観ではなく、雨に対しての防水機能も優れています。』
『』内 出典
百六里庭・眺関亭(ひゃくろくりてい・ちょうかんてい)から望む、関宿の家並み
御覧の通り、電線は地中に埋設してあり、、、
舗装道路も、土の色を模して造られているという、このこだわり、、、
これが、”関の山”の語源となった、「関の山」、
【「山」は関東でいう「山車」のことである。
関町から八坂神社の祇園際に出される山は大変立派なものだったため、
それ以上立派な山は作れないだろう思われ、精一杯の限度を「関の山」というようになった。】
【】内 出典
すし桶、おひつなどを手作りする老舗、
明治15年創業の「桶重」で、繊細な職人の仕事ぶりを見学して、、
観光駐車場からスタートして、約二時間後の集合は、道の駅 関宿です。
ここで、名物亀山ラーメンを戴きました!、野菜がどっさり入っていて、しゃっきしゃき!
チョットピリ辛でとってもおいしくって、満足、満足、、、
バスで、港に戻ると、こちらでも、地ビールや鰻の蒲焼きのふるまいがあり、
赤ちゃんを抱っこした若いママも、とにかく総動員といった雰囲気の盛大なお見送りでした、、、
かわいいゆるキャラに寄り添うご婦人、、、
なんだか、思わず胸が熱くなってしまいました、、
テンダーボートを待つ間、
風船やペットボトル、ステッキで芸をして、楽しませてくれた素敵なピエロ、
彼のあの声、どうやって出していたんだろう、、、すっご~く、不思議、
ずっと前から一度行ってみたかった関宿、
こうして、にっぽん丸のおかげで散策することができました。
シーデイのほとんどないクルーズでしたが、とても満足しました、、、
大勢の人々の温かな歓迎、美しい街並み、、、
にっぽん丸の皆様、関宿や港の皆様、ほんとうにありがとうございました、
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こんにちは
写真を見ると、すごい雨だったのではないですか?
一つでもいいことがあれば、今回のクルーズもよかったのではないかと思います。
では、また続きを期待しています。
投稿: たかむがんば | 2018年9月28日 (金) 21:41
生憎の雨模様でしたが、幸いそれほどのすごい雨ではありませんでした。
眺関亭の写真で乗客の皆様がのんびりと散策を楽しまれている様子がお分かり頂けるかと存じます、(^-^)
私どもより、なにより、
初寄港のにっぽん丸を熱烈歓迎して下さっている地元の方々に、生憎の雨がほんとうに残念に思いました、、、
夕方に出港して、翌日観光、その翌朝帰港したショートクルーズです。
にっぽん丸は五回目になりますので、特筆すべきこともなく、、、
これにて、クルーズレポは終了です、、、
投稿: きぬえ | 2018年9月29日 (土) 09:53
ショートクルーズは 大型客船より 日本丸の大きさの船が良いですね。
春日の美味しいお食事、、、羨ましく拝見しました。
日本丸に乗るなら このレストランで食べることができるランクのお部屋、、、と思うのですが
年金暮らしゆえ、手が届きません。
ヘタに 春日を知らなかった方がよかったのではないかと 後悔する日々です。(笑)
投稿: shinmama | 2018年10月 8日 (月) 11:25
アラスカ、そして、世界一周クルーズ、、、
合間には、日本各地を絶え間なくご旅行なさっていらっしゃるお方が、
また、そんなことを、、、(^_-)-☆
台湾へも、にっぽん丸で行きました。
小さな船ですが、
shinmama様のお父上のこの船が、わたしは一番、好きです、
投稿: きぬえ | 2018年10月 8日 (月) 19:44