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2018年5月13日 (日)

林真理子著 ”西郷どん!”



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 『内容紹介
  2018年大河ドラマ原作小説、まったく新しい西郷隆盛の誕生!
  なんという目をした男なのだ―。吉之助の目を見た者は誰もがそう呟いた。
  下級武士の家に生まれた西郷吉之助は、貧しいながら家族や友に恵まれて育つ。
  のちに大久保利通となる正助とは、素読をし、相撲を取る郷中仲間だ。
  島津斉彬の雄姿を間近に見た吉之助は、いつの日かこのお方にお仕えしたいと焦がれるようになる。
  時は幕末。夢かない、藩主・斉彬のお側仕えとなった吉之助は、
  名君と心を一にし、江戸に京都に飛び回るようになる。激動の青春編!』


著者の ”下流の宴”、とても面白かったので、
わくわくと手にして、ワクワクと読み始めました。
ドラマとは、ずいぶんちがう味付けだけれど、上中下の三巻、それなりに面白かった、、、

でも、でも、、、西郷像が、結べない、、、
この中途半端な気持ちを払拭すべく、
司馬遼太郎「翔ぶが如く」を、読んでみよう!、と思いました。

★★★☆☆


以下に本文より心に残った一文を転記します、
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「農業だけは誰も不幸にせん。農業こそは、魂の産業じゃっでなぁ」


「しかし吉之助さぁ、ヨーロッパやアメリカがそげによかもんじゃろうか」
・・・
「おいはフランスやイギリスを見た。汽車が走り工場からは煙がわんわん出ておいもした。
じゃっどん、そこにいる人間は幸せやったろか、のう吉之助さぁ。
おいたちは貧乏な田舎で育った。米も食べられん暮らしじゃった。
じゃっどん、米はなくても芋はそこいらにころがっちょった。
土の上で、陽を浴びての貧乏はそうつらくはなか。
じゃっどんロンドンやパリの貧乏は違っ。陽もあたらんような、暗い大きか建物の隅に、
こう、ネズミのように暮しちょった。便所もなくみんな垂れ流しじゃ。青白か顔をして誰も笑うてはおらん。
なぁ、吉之助さぁ。こいがおいたちの目指しちょっ国やったろか」

「じゃ。新どん、おいたちは土の国の者じゃ。百姓をやるように出来ちょっとじゃ。
台湾も朝鮮も清国も、みんなそうじゃ。おいたちは土の上で米をつくり、米を食べるようになっちょっ。
アジアの国はみんな同じじゃ。
おいたちは手をつないで、鉄の国のヨーロッパに立ち向かわなくてはならんとじゃ」









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