和裁の道具、其の二
®
ロウ、です。
袖口を細く、細~く、くけるときなどに使います。
細い絹糸を、さらにふたつに割り、ロウをかけて、鏝(こて)で伸ばして、
気の遠くなるような作業に臨みます・・・
先輩のそれは、楊枝のようでしたが、わたしのは、どんなに頑張っても、マッチ棒か、竹串・・・(-.-)
そして、これは、、、
襟を留めるスナップです。
錆びて着物を汚さないように羽二重でくるみますが、
これが、不器用なわたしには、難儀な作業でした・・・
あるとき、ネットで、すでに包んであるスナップを売ってるわよ、と知人に教えてもらい、
大喜びで買い求めたのが、これです・・・(^^ゞ
(先生は、ご自分の使ってらした型紙を下さったのに、なんて、悪い生徒でしょうか・・・)
絹のぞべ糸です。
縫いあがったお袖にしつけをかけるときなどに使います。
一枚の着物で、それほど使う糸ではありません。
これを使い切ることは、わたしの、かなわぬ夢でした。
先生の娘さんみたいなお嫁さんの園さんは、ある日、このぞべ糸を使い切ったのです!
”ああ、わたし、仕事したわ~!”と、うれしそうな園さん、
あらまあ、そんなことが、そんなに?、と、にこやかに見守っていらした先生、、、
つくづくと、うらやましく思ったのでした、、、
森永先生の和裁教室は、こちらから、、、
® 2010年にアップしたリユース記事でした、、、
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あ~、知らないって怖い&恥ずかしい、、
写真見た時
「大根?お餅?石鹸?」って勝手に想像しちゃった(><)
こういうものも和裁のお道具の1つなんだねー
またお勉強になりました!
投稿: みえこ | 2010年2月23日 (火) 12:00
きぬえ様
私も!お餅?チーズ?って思いました!!
私の楽しんでいるビーズの糸もミツロウ(ミツバチのロウ)を使うときがあります。
すごーく、いい香りがします。
投稿: てこ | 2010年2月23日 (火) 13:11
・・・、っていうか、、、
一瞬にして、”大根?お餅?石鹸?"って、思うところがスゴイ!!!、
わたしだったら、、、”なに、これ~?”、、、
、、、で、終わるな、、、(^o^)
チーズ、ですか~、、、なるほど~!!!、
ところで、ビーズをなさるんですか?、
まあ、細かい作業を、、、♪
わたしは、何もしてないのに、更年期で肩こりがひどくて、、、(+_+)
投稿: きぬえ | 2010年2月23日 (火) 19:42