村山 早紀著 ”桜風堂ものがたり”
内容紹介
百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、
埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、
信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって
一整は店を辞めざるを得なくなる。傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、
桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。
そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。
一整が見つけた「宝もの」のような一冊を巡り、彼の友人が、元同僚たちが、作家が、
そして出版社営業が、一緒になってある奇跡を巻き起こす。『コンビニたそがれ堂』シリーズをはじめ、
『花咲家の人々』『竜宮ホテル』『かなりや荘浪漫』など、数々のシリーズを
ヒットさせている著者による、「地方の書店」の奮闘を描く、感動の物語。
2017年本屋大賞第五位入賞、
本好きの人間には、こたえられない一冊。
本屋の流通システム、書棚の管理、そして、今の書店が置かれている危機的な状況、、、
いろいろなことが、とてもよく分かって、ますます本屋さんを応援したくなります。
ストーリィもよく練られているのですが、やや作りこみ過ぎている印象が否めずその点が残念、、、
★★★☆☆
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