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2017年8月 9日 (水)

森絵都著 "みかづき” ☆


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2017
年本屋大賞第2位、
王様のブランチ ブックアワード2016大賞受賞、


 『メディア掲載レビュー
  熱い教育論が飛び交う、戦後史にして大河ロマン
  日本における学習塾の変遷、その塾の経営者三代の奮闘、女系家族の確執、理想の教育……
  本書は実に重奏的なテーマを含んでいるが、全ての主音が合わさり見事なメロディとなって奏でられる。
  スケールの大きな小説だ。
  (中略)
  教育とは、教え育てることでその人に内在する資質や能力を発展させ、
  
もっと学びたい欲求を生み出していく。

  そんな無限ループによって結果的に自分を高めていくことだと思う。
  学ぶ喜び、そして導く喜びが本書の中でキラキラと光っていた。
  評者:中江 有里 (週刊文春 2016.11.07掲載)』


国の未来は、子どもたちが担う。
私たちの明日は、その教育で決まる、、、

親子三代、長いスパンで、理想の教育を追い求める家族の確執、愛憎、、、
静かに圧倒された、素晴らしい一冊、、、


★★★★☆


以下に、心に残った一文を本文より転記します、














混迷を極めた教育改革の終着点は、、結局、能力主義と国家主義だ。


教育は、子供をコントロールするためにあるんじゃない。
不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだ、、、、。










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