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2017年5月21日 (日)

山本一力著 ”おれっちの「鬼平さん」―池波正太郎「鬼平犯科帳」傑作選”


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 『内容(「BOOK」データベースより)
 「池波さんのことを語れるのは生涯の誉れ」と言い切り、
  青年時代から愛読していたほど池波ファンの山本一力氏。
  その氏が、なによりも愛する「鬼平犯科帳」の中から悩みぬいて選んだ傑作六篇と、
  鬼平作品の素晴しさを綴ったオリジナルエッセイ、
  池波正太郎記念文庫での講演を収録した、山本一力版「ベスト・オブ・鬼平」。』


朝日新聞の書評で手にした一冊。
じつは、浪花節のわたしは、時代物が大好き、、、
でも、池波正太郎を読んだことは無かった、、、
大好きな山本一力の、「ベスト・オブ・鬼平」と聞けば、読まずにはいられない、、、

★★★☆☆

心に残った一文を本文より以下に転記します、
















月代も髭も伸び放題、風呂にも入らず、汚れ浪人に返送した平蔵、、、
その平蔵が、、、


  太刀も差していない汚れ浪人が、屈強の無頼者四人を、またたく間に打倒したのだ。
  「旦那。これで、いっぱい飲っておくんなせえ」
  と、中には二文三文の銭を平蔵へ差し出す者もいた。
  「あ、これはすまねえ。や・・・もらっていいのか、ありがてえな」
  いちいち受けこたえをしながら平蔵が、みんな、いただいてしまった。



こんなふうに、ひとさまのご好意をすんなりと、しかも、あったかく受け取るのって、
最高に、かっこいい!、












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