ケイト・アンダーセン・ブラウワー著 ”使用人たちが見たホワイトハウス 世界一有名な「家」の知られざる裏側”
『内容紹介
ニューヨーク・タイムズで第1位! (2015年4月26日ノンフィクション部門)
「これはホワイトハウスの使用人たちによる“ダウントン・アビー"だ」
――トゥディ(米NBCのニュース番組)
・ホワイトハウスではどれだけの人数の使用人がどんな仕事をしているのか
・どうすればホワイトハウスで働けるのか
・ホワイトハウスの運営費用は誰が出す?
・数年間仕える大統領一家と使用人たちはどのようにして信頼関係を築くのか
・大統領一家のプライバシーはいかに守られているか
・政権交代にともなう引っ越しはどのようになされるのか
・ケネディ暗殺やニクソンの辞任などの突発的な事態に大統領の家族はどのように振る舞うのか、
・知られざる大統領一家の一面(シャワーの水圧に異様にこだわったジョンソン、
使用人に慕われた父ブッシュ大統領一家、オバマとミシェルの二人きりのダンス……)
・映画『大統領の執事の涙』で描かれたような公民権運動と使用人たちのかかわり
etc...
ワシントンDC、ペンシルヴェニア大通り1600番地―6階建て、132の部屋、147の窓、
35のバスルーム、28の暖炉、3基のエレベータ、4つの階段からなるホワイトハウス。
第2代大統領ジョン・アダムズ以来の大統領一家が住まい、
世界の多くの国賓を迎えてきたこの建物は、合衆国大統領の権力を示すシンボルである。
このホワイトハウスには、執事、ドアマン、料理人、フローリストなど、100人以上のスタッフがいる。
大統領は代わっても、彼らは基本的に交代しない。
大統領の日々の生活を支える彼らこそ、アメリカの歴史の証人なのだ(ただし口は堅い)。
膨大な数の過去・現在の使用人たち、ファーストレディ、元大統領の子どもたちへの徹底的な取材により
「家」としてのホワイトハウスの真の姿を初めて明かしたベストセラー・ノンフィクション。
朝日新聞の書評より、
「歴代大統領と家族の素顔を知る使用人らの記憶を紡いだものだ。・・・
主役は実は「借家人」の大統領一家ではなく、
世代を超えて重責を果たす無名の使用人らの尊厳であることに気づく。
多くは奴隷の子孫である黒人だ。国の象徴に忠誠を尽くすことでアメリカンドリームを体現している。」
海外ドラマの「ダウントン・アビー」や、「ハウス・オブ・カード」に夢中になっている私は、
こういう自分とはまったく無縁な世界の内幕にとても興味を覚えるようになりました。
驚いたことに、ホワイトハウスでのファミリーの普段の食事は、個人の支払いで、
廻ってくる請求書の額へのそれぞれの対応の様子、
常軌を逸したジョンソン大統領のシャワーへの拘り、
ヒステリックな完璧主義者、レーガン夫人、イメージと違うクリントン大統領、
スタッフに敬愛されていた人々、忌み嫌われていた人、、、彼、彼女たちの素顔、、、
確かに、驚くべきお話しもたくさんありますが、やや冗長な印象を否めませんでした、、、
★★☆☆☆
・・・そして、思い出した一冊は、レーガン大統領のお嬢様が書いた虐待の暴露本、、、
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