中島 らも著 ”ガダラの豚” ☆
内容紹介、出典
魔神バキリの呪術パワーを奪え!
テレビの取材でケニアを訪れた主人公を待ちうける驚天動地の大事件。
呪術師、詐欺師が入り乱れ、痛快無比の大活躍。日本推理作家協会賞受賞作。
ロードムービーでもあり、アクションでも超常現象物でもあり…
上中下にあらゆる要素を詰め込んだ一級のエンタテイメント作品。
個人的には中巻のアフリカ編がロードムービーとしても最高に好きだったりする。
もりもりに設定が詰め込んであり、怒涛の勢いで物語が進むので長さを感じず一気に読める。
ただのエンタテイメント作品ではなく、文化人類学の要素もありリアリティがある。
ここまでパワフルな作品はなかなかお目にかかれない。
上記のブックガイドに興味を覚えて、さっそく図書館に予約を入れる。
数人のウェイティングのあと、取りに行くと、、、
綴じが緩んでいる、かなり古い本で、分厚くてしかも二段組みのこのフォントにたじろぎ、
思わず、その場で返却しそうになるものの、、、
読み始めてみると、うっかりしたら、徹夜本になりかねない面白さ!、
・・・文庫もありますが、視力が落ちてきたわたしは、単行本で読みたいので、、、
尋常ならざる著者の特異な世界にぐいぐいと引き込まれました。
ホラー、エログロナンセンスが苦手の私。
後半、かなりxxxな展開になるものの、それでも、読み続けるその訳は、、、
★★★★☆
時の経つのも忘れて、異次元の世界を旅する、
これぞ、読書のたのしみ、
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