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2016年10月31日 (月)

東山紀之著 ”カワサキ・キッド”


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内容(「BOOK」データベースより)
初めて語るおいたち、運命の出会い、そして、いま、帰る場所は―。「ヒガシ」、ありのままのモノローグ。



一度もお目にかかったこともないのですが、
ほんの時おり、温かいコメントを寄せて下さる、もずさんのお勧めで手に取ってみた一冊。
ジャニーズにほとんど興味がないので、あまり知識はないわたしでも、十二分に楽しむことができました。
もずさん、素敵な本をご紹介くださり、ほんとうにありがとうございました、



お腹を空かせていた少年時代のヒガシに、惜しみなくご飯をたべさせてくれた人々。
貧困と暴力に苛まれていたヒガシの運命を変えた、ある人との邂逅、
そして、わたしの知るその人の、別の一面を垣間見ることができました、、、

以下に、心に残った一文を転記します、









 





・・・コリアタウンの一角のアパートに住んでいた頃、近所に焼き肉店を営む朝鮮人の母子が暮らしており、
僕と妹が毎日、お宅にあがり込むと、おばちゃんはいつも店の豚足を食べさせてくれる。
僕たちはそれにかぶりついた。貧しくてお腹を空かせていた僕たちは、あのころ、
あの方々がいなかったら、どうなっていただろうと思う。



ジャニーズは授業料を取らない。頑張ってレッスンをした後は、
ジャニーさんは「ユーたち、食べておいでよ」と、
みんなを焼き肉店やハンバーガーショップに連れて行ってくれる。
・・・
あれから三十年。僕らに対するジャニーさんの温度は一貫して変わらない。
どんな子供も大きな可能性を持っている。
どんな子供も大化けする可能性を持っているというのがジャニーさんの持論だ。
当時、僕の周りにはうちでも学校でも、殴る大人ばかりだった。



あるとき、演出家の栗山民也さんが、こうおっしゃたのが今も忘れられない。
「ヒガシ、”バカ”っていうのは、本当はいい言葉なんだよ。
本当に親しい人にしか、面と向かっては言えない言葉なんだ。
非常に愛情のこもった言葉なんだから、大事にしてね」










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コメント

昔熱海にいた、たかきに会いたい❗川崎の渡辺と言ってくれれば分かりますのでよろしくお願いいたします。

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