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2016年5月16日 (月)

旧古河邸、洋館見学とバラ



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®2009年5月にアップしたリユース記事です、

鹿鳴館や旧岩崎邸を設計した英国人建築家・コンドル博士の遺作となった重要文化財、旧古河邸です。
本館建物内の見学は、事前申し込みが必要で、残念ながら内部の写真撮影はできませんでした。

約一時間の洋館見学ツアーは、、、downwardleft














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約一時間の洋館見学ツアーは、とても博学で興味深く驚くことばかりで、あっという間でした。
この圧倒的な存在感を持つ、重厚な邸の、その歴史から、お話は始まります。
足尾銅山などの経営者、古河虎之介の邸宅として大正時代に建てられたこと。
関東大震災時は、敷地全部を開放して避難者を受け入れたこと、
敗戦後は、GHQに接収され、その後、三十年余りは無人となり、
壁面はびっしりと蔦が覆い、オバケ屋敷と称されたこと、雨漏りで天井には穴があき、
床も抜けて痛みは激しかったが、三年もの月日をかけて、修復がなされたこと、、、











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そして、公開された旧古河邸は、、、
シャンデリア、ビリヤード台、大正時代のガラス、鏡、
腰板の意味、50cmもの厚さの壁、マントルピースに施された彫刻、
天井の精巧なレリーフ、、、そして、二階の和洋調和のしつらい、、、

そのどれもが、とてもここでは、書き尽くせないくらいに、
驚くべき素晴らしい造作、息を呑む仕事ぶりで、言葉を失います。

たとえば、和室には、真行草の三つの格があること、
長押や天井の造りなど、その意味を、初めて、知りました、、、











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薔薇のシーズンには、多いときは一日の庭園入場者は、一万五千人だとか、、
 (ええっ~?、ひとり、150円だから、、、、200万!?、dollar
当日の邸内ツアーの参加者は、三十名ほどでしたが、シーズンオフとなると、
たったふたりの参加者に、ガイドがついて、、、ということもあるそうですから、
薔薇は薔薇で楽しみ、ゆっくりと、日を改めて邸をご覧になるのをおすすめします。
ただし、冷暖房設備がないので、あまり暑い日、寒い日は、、、










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ガイド役の坪井さんは、とてもきれいなお方で説明も丁寧で分かりやすかったです♪
それから、邸内でおいしいフルーツケーキと紅茶で、感動の余韻を、ゆっくりと楽しみました。













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洋館と同じコンドル設計の西洋庭園には、90種類約180株のバラが植えられています。
大輪の薔薇が咲き誇る、夢のような、ローズガーデン、
あたり一面に漂う薔薇の香水に、気が遠くなりそうになりました、、、











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それにしても、この金に糸目をつけない、贅の限りを尽くした造作に圧倒されつつも、
旧岩崎邸を訪れた時と同じこと を感じました、、、

・・・、ここは、、、そうか、、、足尾銅山か、、
鉱毒に苦しんだ人たちの、血と汗と涙の結晶かもしれません、、、


八本足のビリヤード台でゲームをたのしみ、隣接する洒落た喫煙室でタバコをたのしむ、
選ばれたひとびとの豪奢な暮らしぶりに、憬れながらも、、
銅山の人々の辛酸を極めた苦しみも、思わずにはいられません、、、


それでも、大地震に戦争と、数々の修羅場をくぐりぬけた、時代の生き証人ともいえる 旧古河邸 の、
このずば抜けた美しさに、ただ、ただ、見とれてしまうのでした、、、













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コメント

友だちから岩崎庭園より いいって言われて是非行って見たいの
よかった?
バラの時期ね・・・神代植物公園に行って、見てこなくちゃ!あそこもきれいなのよ~

typhoonmieko,
うん!、ほんとうに、↑の通り、感動したよ♪
それで、旧岩崎邸に行った時と同じこと感じたよ、、、(・_・)

都民じゃない、うちからすると、だけど、、、(^^ゞ
けっこう近いので、
↓の鳩山会館もおススメ、(^-^)

はじめまして、広島の翁と申します。
私は先日、飛び込みで見学しました。
シーズンオフということで、当日でもOKだったらしいです・・・。

確かにビックリの施設でしたね。

しかし、案内役の坪井さんは美人でかわいらしく、説明も素晴らしかったです。
ダブルで、久しぶりに感動しました。

また、シーズンオフに行きたいと思います。

typhoon広島の翁様、
今時分ですと、人が少なくてゆっくりご覧になれたでしょうね、(^-^)
案内役の坪井さんは、本当に、きれいなお方でした、、、(*^_^*)

随分間が空きましたが、今晩覗いてみたらお返事をいただいており、感謝です。

見学したのが3月3日
そのとき、関東大震災にもビクともしなかった旨のご説明をいただきましたが、
よもや1週間後にあのような地震が来ようとは。
今回の東日本大震災ではいかがだったでしょうか?

一日も早い復興を祈っております。

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