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2016年4月20日 (水)

『貧しい人』とは、、、



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2016
41日、朝日新聞より、
質素な暮らしぶりから、「世界で一番貧しい大統領」として注目を集めた、
南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領のインタビューから以下に一部転記します。


 
――「世界で一番貧しい」という称号をどう思いますか。

   私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。
   でも私は少しのモノで満足して生きている。
   質素なだけで、貧しくはない。
 

軍事政権下、平等な社会を夢見て、左翼ゲリラになり、14年近く収監されたが、
そのときの、、、












 ――刑務所が原点ですか。
「そうだ。人は苦しみや敗北からこそ多くを学ぶ。以前は見えなかったことが見えるようになるから。
 人生のあらゆる場面で言えることだが、大事なのは失敗に学び再び歩み始めることだ」

 ――独房で何が見えました?
「生きることの奇跡だ。人は独りでは生きていけない。
 恋人や家族、友人と過ごす時間こそが、生きるということなんだ。
 人生で最大の懲罰が、孤独なんだよ」

「もう一つ、ファナチシズム(熱狂)は危ないということだ。
 左であれ右であれ宗教であれ、狂信は必ず、異質なものへの憎しみを生む。
 憎しみのうえに、善きものは決して築けない。
 異なるものにも寛容であって初めて、人は幸せに生きることができるんだ」


――格差が広がったのは?
「次々と規制を撤廃した新自由主義経済のせいだ。市場経済は放っておくと富をますます集中させる。
 格差など社会に生まれた問題を解決するには、政治が介入する。公正な社会を目指す。
 それが政治の役割というものだ。
 国家には社会の強者から富を受け取り、弱者に再分配する義務がある」

「れんがみたいに、みんな同じがいいと言っているわけではないよ。
 懸命に働いて努力した人が、ほうびを手にするのは当然だ。ただ、いまはどうかね。
 働いてもいないような1人のために、大勢が汗水たらしている世の中じゃないか。
 これは気に入らない。富の集積にも限度がある」

「怖いのは、グローバル化が進み、世界に残酷な競争が広がっていることだ。
 すべてを市場とビジネスが決めて、政治の知恵が及ばない。
 まるで頭脳のない怪物のようなものだ。これは、まずい」




Jose Mujica 1935年生まれ。
左翼ゲリラ、農牧水産相をへて2010~15年に大統領。
12年の国連会議での演説は、
日本では絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)として刊行された。












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