吉村昭著 ”大黒屋光太夫” ☆
『内容紹介
天明2年(1782)、伊勢白子浦を出帆した回米船・神昌丸は遠州灘で暴風雨に遭遇、
舵を失い、七カ月後にアリューシャンの小島に漂着した。
沖船頭・光太夫ら十七人の一行は、飢えと寒さに次々と倒れる。
ロシア政府の意向で呼び寄せられたシベリアのイルクーツクでは、生存者はわずかに五人。
熱い望郷の思いと、帰国への不屈の意志を貫いて、女帝エカテリナに帰国を請願するが……。』
ジョン万次郎のロシア版。
史実を基に、
漂流した神昌丸の乗組員17人の運命を、日露の漂流史を背景に描き出した歴史小説。
人生は一度きり。
自分が見聞できる世界は、ほんのわずかな一瞬の一握り。
250年前の荒ぶる海、凍てつくロシアの凍土、生き残りをかけた壮絶な戦い。
こんな世界があったんだ、、、
こんな時代があったんだ、、、
これぞ、読書の楽しみ、圧倒され、
時間のたつのも忘れて、素晴らしいタイムトラベルを満喫しました、、、
★★★★☆
K先生、素晴らしい御本をありがとうございます!、
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