有川 浩 著 ”県庁おもてなし課” ☆
内容(「BOOK」データベースより)
地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。
観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、
地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。
「バカか、あんたらは」。いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?
掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。
Sさんのお勧めで、手にとった一冊、なかなかにおもしろかった!
生まれ故郷を大切に思う人が好きだから、、、
著者の「植物図鑑」の訳がよくわかりました、、、
・・・そして、有川さん、高知に行きたくなりましたよ!、
★★★★☆
以下に心に残った一文を転記します、、、
「『便利』で都会と張り合っても仕方ないじゃん。
それに『不便』を欠点だと思っているところが悲しいよな。旅情ってイコール『不便』だぜ。
田舎にくる観光客は至れり尽くせりの都会的な観光を期待しているわけじゃない、
適度な『不便』を楽しみにくるんだ」
「都会は『不便』を演出してもわざとらしくてしらけるだけだから『便利』にこだわって金かかるけど、
田舎は按配するだけでそのまま商品だぜ」
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