食料は、武器になる、、、
®
アメリカの元農務長官
アール・バッツさんの言葉です。
「食糧はアメリカが持つ外交上の強力な手段です。
とりわけ、食糧を自給出来ない日本には有効です。
日本に脅威を与えたいのなら 穀物の輸出を止めればいいのです。
勿論それはあってはならないことです。
しかし なにか事態が悪化して
そうせざるを得なくなったら、日本は酷いことになるでしょう。
日本は自国の農業だけで国民を養うことなど出来ないのですから、、、」
1973 年、世界的な穀物危機がありました。
当時のニクソン大統領は、、、
当時のニクソン大統領は、大豆輸出を全面禁止すると発表しました。
大豆の96%を輸入に依存し、
そのほとんどをアメリカから買っていた日本への影響は甚大でした。
その当時の各国の穀物自給率は、 (農林水産省)
英国 50%
ドイツ 78%
フランス 169%
日本は、42%
十年後、この大豆騒動を教訓とした、各国の対応は、、、
英国 133%
ドイツ 99%
フランス 215%
日本 31%
®2011年にアップしたリユース記事です
食料、そして、エネルギーの自給率の低さが、
この国の大きな弱点ではないでしょうか、、、
利権にまみれた原発に注ぎ込んだ天井知らずの多額のマネー、
そのほんの一部でも、風力、地熱発電に振り分けていたら、、、
この世界的なエネルギー危機に瀕して、
各国は、何とか少しでも自国でエネルギーを賄えるようにしようと動いている中、、、
またしても、、、日本だけが、、、取り残されているように思えてならないのです、、、
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きぬえさん、正に正論です。一説には、反対派の急先鋒にお立ちの元農水大臣氏も、すでに農家向け補助金のかさ上げしか興味の対象ではないと聞きます。いったい自民党農水族とどごがどう違うのでしょうね。
経済学的には、はじめから自由貿易がすべての国の利益を最大化することは自明です。ただ、農業の特殊性はどの国にも普遍的に存在し、どの国も自国の農業を保護してきました。
我々はこの事実の基本的な性格にもっと踏み込むべきだと考えます。私が言いたいのは、農家の人のプライドと健康についてです。前者については議論の余地はありません。それこそ洋の東西を問いません。
後者、すなわち自分の住んでいる周辺でとれた作物と生命の関係です。生物全般に持っている「環境への適応力」がまさに生命の根源であるという進化論的議論まで、この貿易自由化交渉の議論に持って欲しいと思います。
独善的と言われるかもしれませんが、哲学や歴史学を学んだ外国の政治家や外交官と法律しかインプットされていない我が国のそれとの差であるように、私にはうつります。
投稿: 四国山中の仙人 | 2011年11月13日 (日) 23:47
まさに、マクロビオティック、
身土不二、ですね!
わたしも、ほんとうにそう思います。
はたして、この国は、、、
投稿: きぬえ | 2011年11月14日 (月) 09:23
遠い遠い昔の私が高校生で、食料自給率が60パーセントだった頃、いつも爆睡していた地理の時間、たまたま目を覚ました時間に先生が言われた言葉は、その後の私のある意味生きる指針と言うか、価値観を決めることになりました。
「今食料自給率が60パーセントってことは、もし外国が輸出をストップしたら、みんなは一日2食しかご飯が食べられなくなります。でも実際はそうじゃない。『腹がすくもんはすくんだ。』と言って力のある人は3回食事をします。そのぶん一日1度か一度も食べられない人が出てくるんです。だから食料自給率をあげることはとても大事なんです。」
当時は今ひとつだったのですが、後に戦争中おじいちゃんは軍にいたから家族もみんな白米を食べていたと自慢げに言う人に出会い、地理の先生のおっしゃったことが身にしみました。
私はおそらく唯一であろう、先生からの残った言葉を心に刻み、世の中がそうならないよう、自分でできるだけのことはしていたつもりでしたが、世の中は全く別の方向に進んでいました。
今先生はどんな授業をなさっているのだろうと思います。
投稿: もず | 2011年11月15日 (火) 20:58
この地理の先生のお言葉は深いですね~、、、
人生の素晴らしいガイドでいらっしゃる。
そのお言葉をずっとお心に留めていらっしゃる、
もずさんもまた、素晴らしい生徒さんです、
(^-^)
投稿: きぬえ | 2011年11月16日 (水) 08:59