内館牧子著 ”エイジハラスメント”
内容紹介
大沢蜜は34歳のごく普通の主婦。可愛い娘にも恵まれて、何不自由ない暮らしを送っていた。
ある日、パート先でオバサン扱いをされた上、夫が若い女と浮気している現場を目撃。
もはや蜜には、若くて綺麗な愛人と戦うだけの魅力はない。
家庭もプライドも失いかけた蜜は、若返りの為に美容外科手術を決意するが、
それで幸せな日々は取り戻せるのか!?
日本の男はなぜ若い女ばかりが好きなのか。女は年をとったら価値がないのか!?
全ての女が直面する問題をあぶり出し、
女にとっての「充実した人生」とは何かを探る、渾身の書き下ろし小説。
いまひとつ評判は良くないようですが、わたしには、面白かった。
蜜と英美里の壮絶なバトルは、ありえないけど、おもしろかった~!、
★★★☆☆
以下に心に残った一文を転記します、
「お義母さんって、かなり変わった姑だよ、私に言うの。
『いざという時に、男を叩き出せる女房になんな』って。
そのためには、徹底してミカンのプロになれって言って、すごいけしかけるんだから。
・・・
「私、七つも年上女房だから、お義母さん、彼が若い女と浮気でもすると心配したんだろうね。
そうなったら、息子を叩き出せって言う母親はすごいよ。私、感謝してるよ」
「幸せね。何かできるものを持ってるということは、自分が自由になれることよ」
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