緑ふる角館 武家屋敷散策
90分、1~5人/2,000円、
ガイドは、美鈴さん、とても親切丁寧に案内して下さいました♪
先ずは松本家。
門柱の石は、四百年前の家割りのときの目印の石。
ここでは、イタヤ細工の実演販売が行われていました。
アクセサリー、とくに光物にまったく興味のないわたしが、珍しく購入したブローチ。
帰宅して買い物に行くとき、さっそく身に付けてゆくと、店の人が、
「そのブローチ、すごく素敵ですね!、
あの、失礼ですがもしよかったら、どこで売ってるのか教えて戴けませんか」
「あ、これですか?、これはですね!、イタヤ細工と言ってですね、東北の、、、、」
・・・と、ひとしきり、覚えたてのあれこれを披露するわたし、、、
「イタヤ細工、イタヤ細工、ですね、、、」
小さな声で何度もリピートなさっていらっしゃるご様子にすっかり満足して、
得意満面のおばさんでした、、、
桜の時期には、全国から120万人以上の観光客が訪れるという、角館。
枝垂れ桜は、武運が下がると敬遠されていましたが、
お殿様からの賜りものでしたから、
家臣たちは、大切に大切に育て増やしたのだそうです。
樹齢200年を超える古木もあり、
そのうち162本が天然記念物として保護されています。
築250年の寺子屋を移築して造られたお食事処、古泉洞(こせんどう)、
そして、、、
小野田家に隣接する河原田家の、
宮沢賢治からの贈り物、ユリノキ(チューリップツリー)の大木
私財をなげうって電話事業に取り組んだ、河原田家の
薬医門の表札の下には「電話一番」の古びた札が、、、
漆黒と鮮やかな緑のコントラストに目を奪われます。
黒板塀は昔は、防虫効果のある柿渋と煤で、こげ茶色だったそうです。
上級武士のお屋敷の塀には、武者窓とよばれる、のぞき窓がついています。
「たそがれ清兵衛」のロケ地となった岩橋家。
白い、懸魚(げぎょ)と、鬼板(いにいた)、どちらも水を表す彫刻を彫りこんでいて、
火事が起きないようにとの、まじないの意味があるそうです。
三方上り框(あがりかまち)
右手は、主の間。
左手の板の間は、女子供の部屋、外から見ると、、、
北向きのこの窓は、内側にはねて明かり取りにもなり、
角館は盆地で夏はとても蒸し暑くなるので、
下部の板は外して、北風を家に取り込む仕組みだそうです。
主の間を、外から見たところ、、、
主の席、囲炉裏の手前に腰を下ろすと、
通りが見通せる造りになっています。
樹齢三百年の柏の巨木。カシワは、、、
葉には芳香があり、さらに翌年に新芽が出るまで古い葉が落ちない特性から
「代が途切れない」縁起物とされています
めずらしい、ヒョウタンボク、、、
まさに、緑ふる角館、
桧木内川(ひのきないがわ)の清らかな水が、あざやかな緑を映して流れてゆきます、、、
青柳家薬医門の箱根うつぎです。
紅白の花の色から、別名源平うつぎ。
ガイドの美鈴さんは、歴史ばかりか、お花のこともとてもお詳しくていらして、
松本家の裏手の立派なレバノン杉とヒマラヤ杉のことなど、
いろいろな植物のこともたくさん教えてくださいました、、、
その下に、馬乗り石と馬つなぎ石が残されています。
江戸時代に馬で来た武士が、この石に手綱を繋いでいたそうです。
馬を繋ぐ、古の若武者の凛々しい姿が思い浮かびます、、、
以上、無料で見学できる武家屋敷でした。
有料の石黒家と青柳家は前回見学したのでガイドはパス致しました。
かくのだて、歴史案内人は、こちらから、、、
侘桜に宿泊すると、青柳家には無料で入れます。
どうしても欲しいものがあったので、売店をめざします、、、
山ぶどうのちいさな花入れです。
佐藤定雄さんのイタヤ工芸のレポは、こちらから、、、
ブローチは、 菅原清澄さんのイタヤ工房。
雪の角館、武家屋敷のレポは、こちらから、、、
二泊三日秋田美食の旅に、長々とお付き合いくださり、
ほんとうにありがとうございました!、
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このたびは案内人組合をご利用いただきましてありがとうございます。
偶然にもキャンセルが発生したため、前日でもお受けすることが出来た次第です。
角館は桜が有名ですが、実は緑の季節もお勧めです。
聞き間違い?かと思いますが、角館を桜の町にしてくれたのは「佐竹北家」です。
明治には「河原田家」が角館に電気を灯す事業を行い、柿渋に煤を混ぜて塗りつけていた
黒板塀、のぞき窓などの風景に魅力を感じてくださっていただいております。
秋には通り一面紅葉いたします。また違った趣の風景になるかと思います。
是非、お越しください。お待ちいたしております。
投稿: かくのだて歴史案内人組合 | 2015年6月23日 (火) 15:19
誤りをご指摘くださり、ありがとうございました。
本文を一部訂正削除させていただきました、、、
m(__)m
投稿: きぬえ | 2015年6月23日 (火) 16:26