堤 未果著 ”沈みゆく大国アメリカ” ☆
内容
鳴り物入りで始まった医療保険制度改革「オバマケア」は、
恐るべき悲劇をアメリカ社会にもたらした。
・「がん治療薬は自己負担、安楽死薬なら保険適用」
・「自己破産理由のトップは医療費」
・「夢から覚めたら保険料が二倍に」
・「一粒10万円の薬」
・「高齢者医療費は三分の一にカット」
・「自殺率トップは医師」
・「手厚く治療すると罰金、やらずに死ねば遺族から訴訟」
・「安い早い! 、ウォルマートがあなたの主治医になります」
これらは、フィクションではない。
すべて、超大国で進行中の現実なのだ。
石油、農業、食、教育、金融の領域を蝕んできた「一%の超・富裕層」たちによる国家解体ゲーム。
その最終章は、人類の生存と幸福に直結する「医療」の分野だった!
史上最強の超大国をもゲーム上のコマとしてしまう「1%の超・富裕層」は、
これまでに、石油、農業、食、教育、金融の領域で、巨万の富を蓄積してきた。
恐るべきことに、次のターゲットは、人類の生存と幸福に直結する「医療」の分野だった――。
米国の医療費は総額2・8兆ドル(200兆円)。
製薬会社と保険会社、そしてウォール街が結託する「医産複合体」は、
病気を抱えるもっとも弱い立場の人々をカモに、日々、天文学的な収益を上げつづけているのだ。
そして、その巨大な波は、太平洋を越えて日本に達しようとしている!
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